祖師谷ビューグリーン

Overview

マンション概要

マンション名

祖師谷ビューグリーン


交通

小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩8分


所在地

世田谷区千歳台1-13-4


建築年月

1973年 8月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付5階建


総戸数

24戸


新築分譲主

亀山製絲


施工会社

東急建設


専有面積

76.50m2 〜 96.75m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


緑を眺める祖師谷ビューグリーン

 祖師谷ビューグリーンは1973年に亀山製絲によって分譲された、5階建のマンションです。
 1911年設立の同社は、現在も繊維・不織布の製造、加工販売などを展開する三重県亀山市に本社のある老舗会社ですが、1970年代から1980年代前半にかけて、本業とは別に世田谷を中心にマンション分譲事業を手掛けていました。
 ビューグリーンとは、さしづめ”view green(緑を眺める)”ということなのでしょうが、祖師谷ビューグリーンはもちろん、どのビューグリーンも公園などに隣接している訳ではないので、イメージ先行で命名されたであろうことは想像に難くありません。

 そんな祖師谷ビューグリーンの外壁はホワイトの吹付塗装がなされ、屋根とエントランス周辺のバーミリオンカラーがレトロでポップな印象を与えます。
 バルコニー柵はグリーンが採用されていて、これはマンション名のビューグリーンから派生しているのでしょうか。

世田谷らしい閑静な低層住宅街に立地

 祖師谷ビューグリーンは最寄駅の祖師ヶ谷大蔵から徒歩8分ほどの距離の、閑静な低層住宅街に立地しています。
 そしてマンション周辺は建物の高さに最も厳しい第一種低層住居専用地域のため、世田谷らしい青空と緑が身近な暮らしが期待できるでしょう。

 食料品の買い物はサミットストア砧環八通り店若しくは祖師ヶ谷大蔵駅周辺のスーパーまで徒歩10分以内のため、不便さを感じることはなさそうです。
 また、荒玉水道道路を北方に1分も歩けば笠森公園があり子どもの遊び場に困らないいっぽう、交通量がそれなりですので安全には注意が必要ですよ。

駐車場使用権の有無により住戸の取引価格に差が

 祖師谷ビューグリーンは専有面積が76㎡と96㎡タイプの、ふたつの住戸パターンで構成されています。
 しかも全24戸のうち実に21戸が76㎡タイプのため、中古売り物件として出てくるのはほぼこの住戸パターンとみて差し支えありません。
 住戸はすべて南向きで陽当りに恵まれ、バルコニーの先には5階建の「レジデンシャルステート祖師ヶ谷大蔵」がありますが、距離感があってそれほど圧迫されないように感じます。

 祖師谷ビューグリーンの建築された年代で実質4階建のマンションにエレベーターは付かないように思いますが、実はエレベーターが付いています。 
 かつて新築時のパンフレットを見たところ、「4階建なのにエレベーターが!」みたいな表記があり、当時の感覚ではオーバースペック気味な共用設備だったのかもしれませんね。

 さらに祖師谷ビューグリーンの特徴として、地下駐車場の専用使用権が付いている住戸と付いていない住戸にわかれている点が挙げられます。
 しかもこの地下駐車場の使用料は無償であり、売買の際に次の所有者に権利を引き継げるため、取引価格で200万円から300万円ほど差が開くのが一般的でしょうか。

 最後に、祖師谷ビューグリーンは壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
 そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。