




Overview
マンション概要
マンション名
烏山南住宅
交通
京王線「芦花公園」駅 徒歩6分
所在地
世田谷区南烏山2-8-1ほか
建築年月
1971年 1月
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造11階建ほか
総戸数
290戸
新築分譲主
東京都住宅供給公社
施工会社
淺沼組
専有面積
59.22m2 〜 65.92m2
価格相場
★★☆☆☆
売り出しレア度
★☆☆☆☆
住宅供給公社プロデュースの烏山南住宅
烏山南住宅は1971年に東京都住宅供給公社によって分譲された、2棟から成る全290戸・11階建の大規模高層ツインマンションです。
同社といえば現在は賃貸の公営住宅「JKK」ブランドで知られますが、かつてはこのような分譲マンションを販売した過去もあったようです。
民間マンションはハイカラ的に横文字のマンション名を付けるところが多いなか、シンプルに烏山南住宅と命名するところも実に公社らしいですね。
そんな烏山南住宅の外壁はホワイトの吹付塗装をベースに、ところどころレンガ調タイルをあしらい、昭和ではお洒落の最先端を走っていたんでしょう。
マンションの敷地はゆとりある広さに加え植樹も豊富で、これは築古物件ならではのメリットですよね。


文教地区っぽさが漂う住宅街に立地
烏山南住宅は最寄駅の芦花公園から徒歩6分ほどの距離にあり、マンションや区の公共施設が建ち並ぶ住宅街に立地しています。
マンションの東側道路(千歳通り)のはす向かいには「世田谷文学館」があって、この辺りはどこか文教地区っぽい雰囲気がありますよね。
食料品の買い物は成城石井芦花公園店が徒歩2分ほどと至近にあるうえ、多彩な店舗で賑わう「えるもーる烏山商店街」まで徒歩7分ほどのため選択肢には困らなそうです。
また、マンションから成城石井の道中には泉橋公園があるので、買い物がてら子どもを遊ばせるのにちょうど良い立地ですよ。
極めて優秀な管理修繕のコストパフォーマンス
烏山南住宅の住戸は専有面積が50㎡台と60㎡台の、ファミリー向けの間取りで構成されています。
この年代に建てられたマンションはいわゆる”昭和の住宅すごろく”のなかで、郊外一戸建に引っ越す前の仮住まいのような位置付けのため、やや手狭な3DKタイプの間取りばかりなんでしょうね。
住戸はほとんどが南西向きであり、バルコニーの先は道路若しくは烏山南住宅のゆとりある敷地に面しているため、陽当りおよび眺望に関してはまったく問題ないでしょう。
そして烏山南住宅の最大の特長は、やはり全290戸を誇る大規模マンションならではのスケールメリットを活かせる点にあるでしょうか。
現行の管理費・修繕積立金は合わせて月額20,000円ほどであり、これは令和の新築マンションの管理費以下の割安感ある設定金額となっています。
それもそのはずで、共用部分はエレベーター以外に維持改修コストがかかりそうな設備は見当たりませんし、外から見る限り敷地内駐車場はほぼ埋まっており、使用料収入だってそれなりでしょう。
過剰ともいえる共用設備を備えたタワマンや、戸数が少なくコスパが悪い小規模マンションと比べると、烏山南住宅の管理修繕コスパの優秀さは頭ひとつ抜けてますね。
最後に、烏山南住宅は旧々耐震基準(※1971年以前の建築確認)と思われ、いわゆる旧耐震基準よりもさらに古い年代に建築されたマンションであることを忘れてはなりません。
ことさら不安を煽るつもりはありませんが、旧々耐震基準は「震度5程度で倒壊しない」をベースとしているため(≒震度6で倒壊するという意味ではない)、万が一を想定しておくに越したことはありませんよ。
Map