




Overview
マンション概要
マンション名
パークハウス砧二丁目
交通
小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩12分
所在地
世田谷区砧2-5-20
建築年月
2007年 2月
構造
鉄筋コンクリート造地下1階付3階建
総戸数
16戸
新築分譲主
三菱地所
施工会社
木内建設
専有面積
75.90m2 〜 84.98m2
価格相場
★★★☆☆
売り出しレア度
★★★☆☆
区画が整う住宅街に凛と佇むパークハウス砧二丁目
パークハウス砧二丁目は2007年に三菱地所によって分譲された、3階建の低層レジデンス。
三菱と言えばパークハウスがあまりに有名ですが、現在は藤和不動産を吸収合併しザ・パークハウスのブランド名でマンション分譲事業を展開しており、メジャーセブンの一角として不動の人気を得ています。
ただ、三菱は大家さん気質が抜けないのか、三井や住友と比べるとマンション開発にはさほど熱量を感じません(もちろん独断と偏見ですが)。
そんなパークハウス砧二丁目の外壁はライトグレーのタイルが貼られ、区画の整った住宅街のなか凛とした佇まいが特徴的です。
ただ、マンションの規模がやや小ぶりで接道部分も短いためか、何となく存在を忘れがちになってしまうところもありますね。


自然が身近な低層マンションライフを
パークハウス砧二丁目は環八通りから一本奥に入ったところの、碁盤の目状に区画が整備された砧二丁目の住宅街に立地しています。
そしてマンション周辺は建物の高さに最も厳しい第一種低層住居専用地域が広がり、世田谷らしい青空と緑が身近な暮らしが期待できるでしょう。
食料品の買い物はサミットストア砧環八通り店が徒歩3分ほどと至近にあるうえ、サミットストア砧店も徒歩9分ほどで利用できる利便性の高さです(まぁ同じサミットならわざわざ砧店まで行かないか)。
また、環八通り歩道橋を渡ったすぐのところに桜丘すみれば自然庭園があり、東京にいながらにして自然と身近に触れ合える環境がまた良きですね。
半地下マンション&高いランニングコストに注意
パークハウス砧二丁目の住戸は専有面積が70㎡台と80㎡台の、ファミリー向けの間取りで構成されています。
新築当初の間取りを見てみると、各居室の広さがじゅうぶん確保されたゆとりある3LDKが用意されていて、令和の新築マンションと比べるといささか余裕がありますね。
住戸はワンフロアーにつき4戸が配置されるため必然的に角住戸が多くなり、採光性や風通しに優れていそうな印象です。
この年代に販売された三菱パークハウスで気を付けたいのが、いわゆる”半地下マンション”と言って、高さ制限をクリアするため強引に地下1階住戸をラインナップした点にあります。
パークハウス砧二丁目は登記簿では地下1階付3階建となっていますが、内部構造的には4階建のマンションであり、エントランス階が2階に当たるため、マンションの1階(登記簿は地下1階)住戸は階段かエレベーターで降りなければなりません。
マンション1階住戸は地下にあるので当然ながら陽当りや採光性は見劣りしますし、棟内で不人気となるのはやむを得ないでしょう。
2025年の2月と3月にパークハウス砧二丁目の1階(登記簿は地下1階)と3階(最上階からひとつ下)の南西角住戸が取引されており、実に22%を超える成約平米単価の差がありますので参考にしてみてください。
最後にパークハウス砧二丁目は全16戸と小ぶりなうえ、中古マンション界隈でカネ喰い虫ツートップと称される機械式駐車場とエレベーターが、ともに備わっていることも悩ましいところですね。
現行の管理費・修繕積立金の平米単価は887円(2025年8月現在)と高水準の負担となっており、仮に敷地内駐車場を1台借りると毎月90,000円を超える支払いが待ち構えています。
それでいて駅までの距離も微妙ですし、環八通りにほど近いロケーションを考えると、選ばれにくい物件であるように感じるのも致し方ありません。
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