日商岩井芦花公園マンション

Overview

マンション概要

マンション名

日商岩井芦花公園マンション


交通

京王線「芦花公園」駅 徒歩4分


所在地

世田谷区南烏山2-32-27


建築年月

1976年 3月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

86戸


新築分譲主

日商岩井


施工会社

長谷川工務店


専有面積

60.50m2 〜 96.75m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


昭和ノスタルジー漂う日商岩井芦花公園マンション

 日商岩井芦花公園マンションは1976年に日商岩井(現、双日)によって分譲された、5階建のマンションです。
 同社は1960年代から80年代にかけて、首都圏全域で数多の日商岩井マンションシリーズを販売していたことで知られています。
 2004年にはニチメンと合併して現在の双日となり、インプレストのブランド名で引き続きマンション分譲事業を展開しているようですね。

 そんな日商岩井芦花公園マンションの外壁はホワイトの吹付塗装がなされ、古き良き昭和ノスタルジーを全面に押し出すフォルムに仕上がっています。
 この年代に長谷工が施工したマンションではお馴染みの、バルコニー戸境にあるトランプのダイヤマークを見ると何だかホッとしますよね(しないか)。

駅チカながら自然が豊富&身近な環境

 日商岩井芦花公園マンションは最寄駅の芦花公園から徒歩4分ほどの距離の、マンションや団地が建ち並ぶ穏やかな住宅街に立地しています。
 周りには隣接する「芦花公園プレスティージュ」の植栽や遊歩道があるため自然が豊富且つ身近で、まるで森のなかで生活しているかのようですよ。

 食料品の買い物は成城石井芦花公園店が徒歩2分ほどと至近の距離にあり、また、どちらかというと庶民向けのサミットストア芦花公園駅前店は徒歩3分ほどと、上手く使い分けができそうです。
 そしてエントランスの目の前には南烏山こがや公園があるので、まさにお庭感覚で遊べる距離感は重宝しそうですね。

まとまった規模感で管理修繕コスパは優秀だが

 日商岩井芦花公園マンションの住戸は専有面積が60㎡台から90㎡台までの、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 間取りは中リビング&バルコニー側に二室と共用廊下側に一室を配置した3DK(3LDK)タイプが多く、リノベーション業者的にはタテに居室を三つ並べて、カウンターキッチンの縦長リビングにしてしまいたい衝動に駆られますね。

 マンションはアルファベットの”U”の字の形状をしていて、住戸は南・東・西向きにそれぞれわかれています。
 前に述べたように、日商岩井芦花公園マンションの周りは植栽や空間が広がるため、どの向きの住戸にとっても陽当りや眺望は概ね恵まれていることでしょう。

 日商岩井芦花公園マンションは全86戸とそれなりに纏まった規模感であり、エレベーター以外に維持改修コストのかかる共用設備も見当たらないため、管理修繕コスパはかなり良さげな印象があります。
 現行の管理費・修繕積立金の平米単価は320円(2023年2月現在)とかなり抑えの効いた設定であり、敷地内駐車場(平置き式)1台を借りたとしても月額40,000円(※専有面積69㎡タイプの場合)でお釣りがくるのは、かなり嬉しいですよね。

 最後に日商岩井芦花公園マンションで注意すべき点としては、いわゆる旧耐震基準(※1981年5月31日以前の建築確認)で建てられていることでしょうか。
 旧耐震基準は「震度5強では倒壊しない」ことをベースとしているため、昨今日本中で頻発する大地震のニュースを聞くたびに少し不安な気持ちになるのもやむを得ないでしょう。

 まぁでも「震度5強では倒壊しない≒震度6で倒壊する」という話ではありませんし、構造が鉄筋コンクリート造5階建ならそう簡単に倒壊するとも思えません(もちろん素人の戯言ですが)。
 ただし、金融機関によって旧耐震基準物件への住宅ローン審査が厳しくなるところもあるため、その傾向が今後広がりを見せると買主側の資金調達力が落ち、結果的に売買価格が下がる可能性があることは留意しておきたいですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。