




Overview
マンション概要
マンション名
成城ハイム 1号棟・2号棟
交通
小田急線「成城学園前」駅 徒歩6分
小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩7分
所在地
(1号棟)世田谷区祖師谷3-11-1
(2号棟)世田谷区祖師谷3-11-2
建築年月
(1号棟)1981年 8月
(2号棟)1982年 1月
構造
鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造地下1階付12階建
総戸数
197戸
新築分譲主
住友商事
施工会社
鹿島建設
専有面積
79.38m2 〜 166.74m2
価格相場
★★★☆☆
売り出しレア度
★☆☆☆☆
古城のような荘厳さが漂う成城ハイム
成城ハイムは1981年から82年にかけて住友商事によって分譲された、2棟から成る全197戸・12階建の中規模高層ツインレジデンス。
住商×鹿島のタッグにて販売されたハイムシリーズは後にヴィンテージ化したものが多く、とりわけ世田谷ではこの成城ハイムがその筆頭格に挙げられます。
小田急ユーザーならお馴染みとは思いますが、上りの電車に乗車し成城学園前駅のトンネルを抜けて地上に出てきたとき真っ先に車窓に映る「あれ」が成城ハイムです。
そんな成城ハイムの外壁は質感のあるベージュタイルが惜しみなく貼られ、緑の樹々に囲まれて聳え立つフォルムはまさに古城のような荘厳さです。
マンションの北側敷地には成城ハイム緑地を設けているのですが、これがあまりに広く植樹も豊富でまるで森のなかに迷い込んだような趣がありますよ。


四方を道路に囲まれた開放的な立地
成城ハイムは最寄駅の成城学園前から徒歩6分ほどの距離にあり、四方ともに道路に囲まれた開放感のあるロケーションとなっています。
ただ、マンションの南側には小田急線の高架が走るうえ、手前の道路は成城学園前駅と祖師ヶ谷大蔵駅の両駅を結んでおり、クルマも人も頻繁に行き交って少し騒々しさを覚えるかもしれません。
食料品の買い物は成城学園前駅周辺の複数のスーパーのほか、祖師谷通り(ウルトラマン商店街)まで徒歩7分ほどでアクセスでき、 何かとうまく使い分けができそうです。
また、マンションの西側道路のはす向かいには祖師谷三丁目公園があり、緑地とともにグリーンが豊富な住環境ですよ。
床フローリング貼りを禁止しているのが玉にキズ
成城ハイムの住戸は専有面積が100㎡前後を中心とした、ゆとりある広さのファミリー向けの間取りで構成されています。
間取りは南・北両面バルコニーを配し、南側にはリビングを、北側に2、3室&真ん中にもうひとつ居室のある3LDK・4LDKがメインのようですね。
また、すべての住戸は南向きであり、バルコニーの先は道路若しくはマンションの中庭に面しているため、将来にわたり陽当りや眺望が阻害されることはなさそうです。
そして全197戸の規模を誇る成城ハイムでは、管理修繕コスパの良さも見逃せません。
あくまで外から見る限りですが、共用部分は日常の手入れが行き届き、しっかりとした大規模修繕工事が実施されている模様であるにも関わらず、現行の管理費・修繕積立金の平米単価は276円(2025年8月現在)ととてもリーズナブルです。
理由として考えられるのは、月額使用料が35,000円から40,000円で設定されている敷地内駐車場が、恒常的に高い稼働率を示しているのが関係しているのかもしれません。
いっぽうで成城ハイムの特徴のひとつとして、床のフローリング貼りが管理規約で禁止されている点が挙げられます(うろ覚えでは1階住戸だけフローリングOKだったような…違ってたらすみません)。
まぁ騒音トラブルの予防はじゅうぶんに理解できるのですが、さすがにカーペット敷きは現代のライフスタイルに合っておらず、子育て世帯にとっては子どもが食事するときの気の使い方やアレルギー面でネガティブな印象を持つ人も多いことでしょう。
総じて成城ハイムは築年数がそれなりに経過したものの、成城エリア(住所は祖師谷だが)を代表するランドマーク的なヴィンテージマンションである地位は揺るがず、取引される価格も安定的です。
粗を探せばそりゃいろいろありますが、2駅に徒歩6、7分の立地でこの規模のマンションはそう見当たらないため、資産価値は今後も維持されるように感じるのですが、果たして。
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