




Overview
マンション概要
マンション名
ジオ成城学園前
交通
小田急線「成城学園前」駅 徒歩8分
小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩9分
所在地
世田谷区砧8-32-32
建築年月
2012年 9月
構造
鉄筋コンクリート造地下1階付3階建
総戸数
31戸
新築分譲主
阪急不動産
施工会社
木内建設
専有面積
55.27m2 〜 102.86m2
価格相場
★★★★☆
売り出しレア度
★★★★☆
見る角度で表情が異なるジオ成城学園前
ジオ成城学園前は2012年に阪急不動産(現、阪急阪神不動産)によって分譲された、3階建の低層レジデンス。
同社は1947年に設立された関西を代表する老舗不動産デベロッパーで、現在もジオの名を冠した新築マンション&建売を分譲しています。
ちなみにジオとはギリシャ語の”geo(地球)”の意味が込められているようで、何とも壮大で崇高なる精神ですよね。
そんなジオ成城学園前の外壁はグレータイルが貼られ、住宅街に溶け込むシックで大人びた装いが印象的です。
いっぽうでマンションの西側に回り込むとまるで高台から見下ろすかのように鎮座し、且つタイルが陽に照らされ爽やかさを併せ持ち、このギャップも大きな魅力ですよ。


近隣に仙川が流れる低層住宅街に立地
ジオ成城学園前は最寄駅の成城学園前から徒歩6分ほどの距離にあり、成城の雰囲気が色濃く漂う区画の整った砧八丁目に立地しています。
さらにマンション周辺は建物の高さに最も厳しい第一種低層住居専用地域のため、世田谷らしい青空と緑が身近な暮らしが期待できるでしょう。
食料品の買い物は成城学園前駅周辺の複数のスーパーのほか、祖師谷通り(ウルトラマン商店街)まで徒歩6分ほどでアクセスでき、 何かとうまく使い分けができそうです。
また、マンションから西方に4分もあるくと仙川が流れているので、日課の散歩や春のお花見など気軽に楽しめそうですよ。
西向き住戸が最も評価が高いと筆者が思うワケ
ジオ成城学園前の住戸は専有面積が50㎡台から100㎡台までの、ファミリー向けの間取りで構成されています。
新築当初の間取りは各居室の広さをしっかり確保した3LDKが多くラインナップされ、オーソドックスながらいずれも使いやすそうですね。
住戸は東・南・西向きにそれぞれわかれていますが、ジオ成城学園前の南側には3階建の「エクセル成城」が建っているので、どちらかといえばバルコニー先が道路に面する東・西向きのほうが眺望は開けている印象です。
なお、ジオ成城学園前は登記簿では地下1階付3階建となっていますが、内部構造的には4階建のマンションであり、エントランス階が2階に当たるため、マンションの1階(登記簿は地下1階)住戸は階段かエレベーターで降りなければなりません。
一般にこのような構造のマンションは”半地下マンション”と言われ、採光性や風通しに劣る1階(登記簿は地下1階)住戸はマンション内で不人気となり、内見客からは敬遠される傾向にあります。
ところがジオ成城学園前は敷地が傾斜になっている特性(≒西に向かって下がっている)をうまく活かし、1階住戸をすべて西向きの配置としました。
その結果、1階住戸であっても眺望は3階相当(※個人の推測です)のそれを確保しており、いわゆる半地下住戸のデメリットを完全に払しょくしたプランニングがとても秀逸ですね。
ジオ成城学園前はあまり中古売り物件が出てこないためデータ上ではまだ読み取れないものの、その得難い陽当りと眺望から、所在階が同一ならば西向き住戸が最高値の平米単価で取引される物件であるように感じます。
個人的にはエレベーターを使わずに住戸まで行き来ができ、且つ4階相当(※個人の推測です)の眺望を望める2階住戸が一般的なマンションの2階住戸相当の相場価格で売りに出てくると面白いと思います。
とにかくジオ成城学園前はまず住戸のポジションに着目して、一般のマンションとは違った評価軸で価格査定をすることが大事ですね。
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