ラポール砧公園

Overview

マンション概要

マンション名

ラポール砧公園


交通

小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩19分


所在地

世田谷区砧1-7-10


建築年月

1999年 3月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

12戸


新築分譲主

南海辰村建設


施工会社

南海辰村建設


専有面積

89.02m2 〜 108.57m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


街並みにしっとり溶け込むラポール砧公園

 ラポール砧公園は1999年に南海辰村建設によって分譲・施工された、5階建のマンションです。
 同社は1995年に南海建設と辰村組が合併してできた南海グループの建設会社ですが、ラポールシリーズは1970年代から辰村不動産において脈々と販売されていました。
 ちなみにラポールとは英語で”rapport(信頼関係)”を表す言葉で、いかにも建設会社らしい発想ですよね。

 そんなラポール砧公園の外壁はブラウンタイルが貼られ、周囲の街並みにしっとり溶け込む落ち着いたフォルムが特徴的です。
 ただ、高層階のバルコニーに屋根がないのが何とも安っぽく見えてしまうので、そこはかなり残念なところです。

買い物に便利な三本杉陸橋エリアに立地

 ラポール砧公園は駅からの距離は果てしなく遠いものの、世田谷通りと環八通りが交わる賑やかな「三本杉陸橋」エリアに立地しています。
 マンションの北側隣接地にはコンビニと世田谷通りがあってやや喧噪さはあるものの、反対側はマンションや戸建が建ち並ぶ住宅街で、穏やかな日常生活を送ることができそうですね。

 食料品の買い物はサミットストア砧店が徒歩3分ほどと至近にあるうえ、世田谷通り沿いには多くの飲食店をはじめとする多彩な店舗が軒を連ねています。
 そして何より都立砧公園までは徒歩9分ほどの立地ですので、子育て世帯からお年寄りまで思い思いに楽しめることでしょう。

定期借地権と思っていたらいつの間にか所有権に…!

 ラポール砧公園の住戸は専有面積が80㎡台から100㎡台までの、比較的ゆとりある広さの間取りで構成されています。
 ただし専有面積100㎡台の住戸はメゾネット形式のタイプが多く、フラットタイプで広めの住戸は希少ですので事前に頭に入れておきたいところ。
 住戸はすべて東南向きですが、バルコニーの先は戸建住宅が建ち並んでおり、低層階住戸に限るとそれなりの圧迫感を覚えるかもしれません。

 そして全12戸とかなり小ぶりなラポール砧公園は、やはり管理修繕コスパの悪さが気になるところです。
 現行の管理費・修繕積立金の平米単価は403円(2025年8月現在)と決して高い水準ではないですが、この戸数を考えると今後の値上げ議論については注意が必要ですね。

 また、ラポール砧公園といえば土地の権利が定期借地権(地上権)なのが最大の特徴だったのですが、いつの間にか所有権化した模様です。
 念のため過去の取引データを確認したところ、2017年までの取引はすべて定期借地権でしたが、2019年からはすべて所有権となって売買されています。

 まぁ普通に考えれば管理組合が土地(底地)を買い取って所有権化したんでしょうけど、旧法借地権ならいざ知らず、定期借地権のマンションで底地を買えるのは結構ラッキーかもしれません。
 結果的に所有権化したことでラポール砧公園の成約平米単価は目に見えて上昇してますし(とりわけ住宅ローンの組みやすさが寄与したっぽい)、資産価値の観点からはデメリットよりもメリットのほうが大きいようですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。