成城コンド

Overview

マンション概要

マンション名

成城コンド


交通

小田急線「成城学園前」駅 徒歩3分


所在地

世田谷区成城2-38-1


建築年月

1970年 12月


構造

鉄骨鉄筋コンクリート造9階建


総戸数

27戸


新築分譲主

東京住邸


施工会社

北野建設


専有面積

47.46m2 〜 152.99m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


堂々とした存在感に圧倒される成城コンド

 成城コンドは1970年に東京住邸によって分譲された、9階建のマンションです。
 同社は1970年代から80年代初頭にかけて、東京都内で数多くのコンドシリーズのマンションを販売しました。
 コンドマンションはとりわけ南青山や西麻布、代々木などの駅チカ且つブランド立地に建っている印象が強いですね。

 そんな成城コンドの外壁はパーシモン系カラーの吹付塗装がなされ、広々とした間口に堂々と聳え立つフォルムが特徴的です。
 バルコニーは透明パネルを採用していてプライバシー面では気になるものの、現地ではその存在感に圧倒されますよね。

駅チカながら自然が身近な閑静住宅街

 コンド成城は最寄駅の成城学園前から徒歩3分の立地にありながら、周辺はマンションや戸建が建ち並ぶ住宅街に立地しています。
 駅チカであるものの、なだらかな坂を上り下りしなければならず、さらにエントランス手前には階段があるため、バリアフリー的に若干不安を覚えるところですね。

 食料品の買い物は成城学園前駅周辺の複数のスーパーが利用できるため、一般に困ることはなさそうです。
 また、マンションから東方向に1分も歩くと仙川が流れていて自然を身近に感じるいっぽう、わずかながら浸水リスクのあるエリアですのでハザードマップを確認しておきましょう。

築年数が古いゆえに気になるところあれこれ

 成城コンドの住戸は専有面積が40㎡台から150㎡台までの、さまざまな世帯に対応する間取りで構成されています。
 築年数は古いものの間取りは結構現代っぽさがあり、リビングおよび居室のバランスがとれていて使い勝手は良さそうな印象ですかね。

 住戸は南向きと東南向きとにわかれていますが、いずれの向きにあってもバルコニーの先は道路に面しているため、陽当りや眺望に恵まれていることでしょう。
 土地が東方向に向かって下がっている地形のため、個人的には東南向き住戸のほうが想定よりも眺望が優れていると思いますよ。

 そして成城コンドは全27戸と見た目の割に戸数が少なめで、管理修繕コスパの若干の悪さは気になってしまいます。
 しかも維持改修コストが高額なエレベーターは2基も設置されているので、規模を考慮するとオーバースペックな共用設備と言わざるを得ません。

 さらに一点注意したいのが、成城コンドの特定住戸にはトランクルームや敷地内駐車場の専用使用権が付いてくるところです。
 しかも駐車場に至っては専用使用料が月額2,000円(2014年1月現在)と非常に安価のため不公平感は否めませんし、実際の成約価格においても駐車場の専用使用権付き住戸は数百万円ほど高く取引されているようですね。

 最後に、成城コンドは旧々耐震基準(※1971年以前の建築確認)と呼ばれ、いわゆる旧耐震基準よりもさらに古い年代に建築されたマンションであることを忘れてはなりません。
 ことさら不安を煽るつもりはありませんが、旧々耐震基準は「震度5程度で倒壊しない」をベースとしているため(≒震度6で倒壊するという意味ではない)、万が一を想定しておくに越したことはありませんよ。

Map

周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。