




Overview
マンション概要
マンション名
藤和砧コープ
交通
小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩22分
所在地
世田谷区砧1-6-1
建築年月
1976年 7月
構造
鉄筋コンクリート造4階建
総戸数
40戸
新築分譲主
藤和不動産
施工会社
明生
専有面積
32.40m2 〜 64.80m2
価格相場
★☆☆☆☆
売り出しレア度
★★☆☆☆
昭和のノスタルジーが炸裂する藤和砧コープ
藤和砧コープは1976年に藤和不動産によって分譲された、4階建のマンションです。
同社のマンションといえば藤和(地名)ホームズ、藤和シティコープのシリーズに始まり、後年はBELISTAブランドでマンション分譲事業を手掛けていましたが、最終的に三菱地所レジデンスとして吸収合併されました。
藤和のマンションの序列は詳しくわかっておらず、何となく「コープ(シティコープ)<ホームズ<マノワール」な気がしますがどうなんでしょうか。
そんな藤和砧コープの外壁はホワイトの吹付塗装がなされ、昭和のノスタルジックさ全開のフォルムが特徴的です。
人ひとりがやっと通れるくらい小じんまりとしたエントランスも、実にかわいらしくて味わい深いですよね。


砧公園にほど近い閑静な住宅街に立地
藤和砧コープは駅からは果てしなく遠い距離にありますが、ちょうど世田谷通りと都立砧公園に挟まれるやや賑やかなロケーションとなっています。
周辺はマンションや戸建の建ち並ぶ住宅街ですが、水路や暗渠になっている箇所があって土地が低めなのか、浸水リスクには注意が必要そうですね。
食料品の買い物はサミットストア砧店が徒歩5分ほどで利用できるうえ、世田谷通り沿いには多くの飲食店をはじめとする多彩な店舗が軒を連ねています。
そして何より都立砧公園までは徒歩8分ほどの立地ですので、子育て世帯からお年寄りまで思い思いに楽しめることでしょう。
最低限の共用部分に全40戸でスケールメリットあり
藤和砧コープの住戸は専有面積が30㎡台から60㎡台までの、ややコンパクトなサイズの間取りで構成されています。
ただ全40戸のうち実に32戸が専有面積32㎡の2Kの間取り(※新築時)のため、ファミリー向け住戸が少ないのは少し残念なところです。
住戸は西向きと東向きとにわかれていますが、バルコニーの先に水路と道路に面する東向きのほうが明るく眺望も開けていることでしょう。
藤和砧コープにエレベーターは付いていない(通称:エレなし)ため、特に4階住戸は毎日の階段の上り下りは大変なうえ、将来売るにも貸すにも苦戦必至となるのは間違いなさそうな印象です。
しかし過去の取引データを見てみると、エレなし4階住戸だからといって極端に割安な価格で成約しているわけではないので(と言うか、全体的に成約平米単価は低い)、あまり気にしなくて良いのかもしれませんね。
エレなしはおろか、藤和砧コープの共用部分は廊下や階段など必要最低限のものしか付設しておらず、それでいて全40戸と決して小さくない規模感は意外と見逃せないポイントでしょうか。
実際のところ現行の管理費・修繕積立金の平米単価は489円(2025年9月現在)と抑えの効いた設定であり、藤和砧コープの共用部分と全40戸のスケールメリットのバランスを考えると、他のマンションと比べて将来の管理費等の値上げ圧力は限定的なはずです。
総じて藤和砧コープは駅からは遠いうえ築年数は古く、まぁ長閑な住環境だけが売りと言えそうな魅力に乏しい物件であることを否定できません。
この手の物件は価格勝負になりやすく高値売却はしんどいですが、逆に値ごろな価格帯なだけにウィークポイントが気にならないライフスタイルの人にとっては悪くない選択肢と言えるのではないかと。
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