




Overview
マンション概要
マンション名
パークハウス成城
交通
小田急線「成城学園前」駅 徒歩16分
所在地
世田谷区成城8-20-2
建築年月
2009年 11月
構造
鉄筋コンクリート造地下1階付8階建
総戸数
103戸
新築分譲主
三菱地所
施工会社
フジタ
専有面積
74.92m2 〜 122.38m2
価格相場
★★★★☆
売り出しレア度
★☆☆☆☆
グレータイルが厳かなパークハウス成城
パークハウス成城は2009年に三菱地所によって分譲された、全103戸・8階建の中規模レジデンス。
三菱と言えばパークハウスがあまりに有名ですが、現在は藤和不動産を吸収合併しザ・パークハウスのブランド名でマンション分譲事業を展開し、メジャーセブンの一角として不動の人気を得ています。
ただ、三菱は大家さん気質が抜けないのか、三井や住友と比べるとマンション開発にはさほど熱量を感じません(もちろん独断と偏見ですが)。
そんなパークハウス成城の外壁はグレータイルが厳かに貼られ、バルコニーに採用された半透明パネルとのコントラストが印象的です。
高級マンションならではの車寄せのあるエントランスは、実に凛としたシャープなデザインですよね。


買い物便利もシルバータウンな雰囲気
パークハウス成城は駅からの距離は遠いですが、周辺はマンションなどの集合住宅が建ち並ぶ穏やかな住宅街に立地しています。
ただ、マンションを取り囲むように老人ホームが多くあるので、さながらシルバータウン的な雰囲気が漂っていて、人によって好みが割れるかもしれません。
食料品の買い物はSEIYU調布入間町店が徒歩8分ほどで利用できるほか、飲食店や100円ショップが身近に揃っていて不便さはさほど感じないでしょうか。
また、マンションから徒歩1分ほどのところに成城八丁目広場があるので、小さい子どもの遊び場に困ることはなさそうですね。
不人気な地下1階住戸を敬遠させない仕掛けに脱帽
パークハウス成城の住戸は専有面積が70㎡台から100㎡超の、ファミリー向けのゆとりある間取りで構成されています。
間取りは凹凸が目立つ設計となっており、そのぶん居室の独立性は高く、且つ吹抜けなどの開口部に面しているため明るく風通しが良さそうな印象です。
住戸は南西向きと東南向きとにわかれていますが、いずれの向きにあってもバルコニーの先は道路に面しているので、陽当りや眺望には問題がないでしょう。
この年代に販売された三菱パークハウスで気を付けたいのが、いわゆる”半地下マンション”と言って、高さ制限をクリアするため強引に地下1階住戸をラインナップした点にあります。
パークハウス成城は登記簿では地下1階付8階建となっていますが、内部構造的には9階建のマンションであり、エントランス階が2階に当たるため、マンションの1階(登記簿は地下1階)住戸は階段かエレベーターで降りなければなりません。
マンション1階住戸は地下にあるので当然ながら陽当りや採光性は見劣りしますし、棟内で不人気となるのはやむを得ないでしょう。
しかしパークハウス成城でお見事なのは1階住戸に広々としたテラスを付設させている点で、その効果からか過去1階住戸の成約平米単価は他の所在階の住戸と比べて、それほど遜色ありません。
最後に、全103戸とそれなりにまとまった規模のパークハウス成城は、管理修繕コスパの良さに期待が持てると思いがちですが、どっこいそうはいかないようです。
その背景は、空調管理されたホテルライクな内廊下に24時間有人管理体制の高コスト体質な共用サービスを提供し、さらに敷地内駐車場は空き区画が目立っており、決して管理組合の収支は盤石といえなさそうですよ。
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