祖師谷大蔵センチュリーマンション

Overview

マンション概要

マンション名

祖師谷大蔵センチュリーマンション


交通

小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩8分


所在地

世田谷区砧4-3-3


建築年月

1974年 4月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

20戸


新築分譲主

蝶理


施工会社

西松建設


専有面積

63.37m2 〜 99.68m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


南国ビーチ風な祖師谷大蔵センチュリーマンション

 祖師谷大蔵センチュリーマンションは1974年に蝶理によって分譲された、4階建の低層マンションです。
 同社は1948年に設立された、繊維・化学製品および機械事業を展開する専門商社で、1970年代から90年代にかけて阪神地区および首都圏にてセンチュリーマンションの名を冠したマンションを販売していました。
 ただマンション名に倣ったわけではないでしょうけど、21世紀(21th century)を前にしてマンション分譲事業をストップした模様です。

 そんな祖師谷大蔵センチュリーマンションの外壁はホワイトの吹付塗装がなされ、住宅街の角地に颯爽と佇むフォルムが印象的です。
 敷地内に植えられたヤシの木が南国ビーチを思わせるムードを醸造していて、これも時代が為(な)せる業といえますよね。

各種施設がほど良い距離感に集結

 祖師谷大蔵センチュリーマンションは最寄駅の祖師ヶ谷大蔵から徒歩8分ほどの距離にあり、周辺は落ち着きある雰囲気の住宅街の一角に立地しています。
 そしてマンションの北東側隣接地には水路が流れていて潤いはあるものの、特有の臭気と豪雨時の氾濫には注意が必要ですね(ハザードマップを要確認)。

 食料品の買い物はオオゼキ砧店が徒歩6分ほどで利用できるほか、サミットストア砧環八通り店まで歩いて11,12分ほどと、選択肢はそれなりにありそうです。
 また、マンションから北に1分ほど歩けば草山公園がありますので、小学生低学年くらいまでは遊び場に困ることもなさそうですよ。

築古ながら4階建エレあり&耐震適合ありの優等生

 祖師谷大蔵センチュリーマンションの住戸は専有面積が60㎡台から90㎡台までの、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 新築当初の間取りは3LDKからだったようで、さすがに専有面積63㎡タイプの住戸は一室が3帖台しか確保できず、現代なら2SLDKといった表記になることでしょう。
 住戸は南西向きと東南向きにわかれており、いずれの向きにあってもバルコニーの先は道路に面するため、陽当りや眺望に問題はなさそうな印象です。

 祖師谷大蔵センチュリーマンションは4階建と聞くと一瞬不安になりますが、安心してください。エレベーターは付いています。
 70年代に建てられた4階建のマンションでエレベーターが付くのは珍しく、これにより将来足腰が弱っても安心して暮らせそうですね。

 そして全20戸と小ぶりな祖師谷大蔵センチュリーマンションにとって、やはり管理修繕コスパの悪さはどうしたって気になるところです。
 現行の管理費・修繕積立金の平米単価はすでに745円(2025年9月現在)とそれなりに高水準であり、この先上がることはあっても下がることは期待できないだけに、不安が尽きることはなさそうです。
 ただ実際のところ、2020年代に入って修繕積立金を改定前のおよび3.5倍に引き上げたようですので、当面はこのままいくような気がしないではありませんが。

 最後に、祖師谷大蔵センチュリーマンションはいわゆる旧耐震基準(※1981年5月31日以前の建築確認)で建築されましたが、詳細は不明ながら新耐震基準を満たしているようです。
 これは来る大地震に対する一定の安心感も得られますし、金融機関の住宅ローン審査にマイナスの影響を及ぼすおそれが低いことから、資産価値の維持に寄与するプロフィットがありますね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。