馬事公苑前住宅

Overview

マンション概要

マンション名

馬事公苑前住宅


交通

田園都市線「用賀」駅 徒歩20分


所在地

世田谷区上用賀4-34-1


建築年月

1964年 12月


構造

鉄筋コンクリート造6階建


総戸数

54戸


新築分譲主

東京都住宅供給公社


施工会社

熊谷組


専有面積

67.22m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


あの住宅供給公社がプロデュース

 馬事公苑前住宅を分譲したのは東京都住宅供給公社で、賃貸物件の公営住宅「JKK」ブランドですっかりお馴染みですね。
 さすがの供給公社らしく、マンション名にカタカナを取り入れなかった点は時代気質だったのでしょうか。

 そんな馬事公苑前住宅は、馬事公苑「前」と言うよりも馬事公苑「傍」のほうが正確な表現に思えるのですが、何せJRA馬事公苑の周辺にマンションがひとつもなかった昭和39年に建てられたこともあり、他に目立つ建物もないがゆえ「”前”と名乗ってもいいんじゃね?」と考えても不思議ではありません。
 いずれにしても馬事公苑前住宅は世田谷最古のマンション群のひとつであり、その歴史を感じながら暮らすのも悪くありませんね。

意外と足回りが良い便利さが自慢

 馬事公苑前住宅は、鉄道駅からの距離は果てしなく遠いですが、目の前の世田谷通りと用賀中町通りを走る東急バスを上手く使えば、意外と足回りの良い立地であることに気付くかもしれません。
 さらにJRA馬事公苑周辺には飲食店などが集まり、ちょっとお洒落な世田谷感を享受できる立地も良いですよね。

 エントランス前の階段&住戸はメゾネットタイプ(※詳細は後述)ゆえに、高齢者にとっては優しくないですが、JRA馬事公苑に至近で住環境は良いため、働き盛りの子育て世帯にとっては決して悪くないチョイスに感じますよ。

全ての住戸が類似する与しやすさ

 馬事公苑前住宅は(私の知る限り)全ての住戸がメゾネットタイプで、2SLDKタイプの間取りです。
 ここで言うメゾネットとは室内が2階建になっている間取り構成のことで、この馬事公苑前住宅に限れば玄関を入った下階フロアーがLDKとS(納戸)、階段を上った上階に2部屋の構成となっています。

 メゾネットのメリットは、上階ではさほど騒音を気にせず動けることが挙げられるいっぽう、デメリットは階段を上り下りしなければならず、マンションならではのバリアフリーに優しくない点が悩ましいところですね。
 また馬事公苑前住宅の住戸は全て南向きとなっており、バルコニーの先には「馬事公苑ヒルズ」が建っていますが、1階住戸には専用庭を配していますし、その先に馬事公苑ヒルズの駐車場があるため、1階住戸でも陽当りをじゅうぶんに確保できています。

 所在階による眺望面で若干の違いはありますが、それ以外はどの住戸も似た条件であることから、過去の成約事例と比較しやすいところも購入検討者に優しいマンションですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。