クランツ経堂

Overview

マンション概要

マンション名

クランツ経堂


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩7分


所在地

世田谷区経堂1-39-7


建築年月

1990年 3月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付6階建


総戸数

26戸


新築分譲主

大東通商


施工会社

鹿島建設


専有面積

81.86m2 〜 159.78m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


経堂イチ有名人が暮らすクランツ経堂

 クランツ経堂は平成バブル景気真っただ中の1990年に大東通商によって分譲された、6階建のマンションです。
 マルハグループをルーツとし1947年に設立された同社は、石油・船舶・物資・不動産など多角事業を展開し、横浜の大規模マンションである「シーズンプレイス」などの販売に携わりました。
 ちなみにクランツとはドイツ語で”kranz(花輪)”を意味し、その名の通りクランツ経堂には一般のマンションには感じられない「華」がありますね。

 そんなクランツ経堂の外壁は素材感のあるブラウンタイルが惜しみなく貼り廻らされ、優雅な植栽に取り囲まれたフォルムからは威風堂々とした雰囲気が漂います。
 新築当初から有名人が暮らすマンションとして有名なクランツ経堂でしたが、この佇まいならそれも納得ですね。

開放的な三方角地に立地&買い物便利

 クランツ経堂は最寄駅の経堂から徒歩7分ほどの距離にあり、周辺はマンションやアパートなどが建ち並ぶ住宅街に立地します。
 そんな街並みのなかマンションは南・西・北の三方角地に佇み、敷地北側には提供公園を配置しているため、得られる開放感はこの上ありません。

 食料品の買い物はライフ経堂店が徒歩2分ほどと至近の距離にあるほか、経堂駅周辺の複数のスーパーが利用できるので利便性はかなり高いです。
 また夏場は噴水で水遊びが楽しめる石仏公園や、自然が身近に感じられる烏山川緑道が徒歩2分圏内にあり、子育て世帯にとって暮らしやすい環境が整っていますよ(ただし浸水リスクに注意)。
 

平成バブルマンションゆえに管理費は高い

 クランツ経堂のほとんどの住戸は専有面積が100㎡を超える、ファミリー向けの大型サイズの間取りで構成されています。
 住戸はすべて南西向きであり、いずれも三方角住戸若しくは両面採光タイプのため、住戸内は明るく風通しが良いのは間違いなさそうです。
 ただし南西側バルコニーの先には、道路を挟んで広めの敷地が月極&時間貸し駐車場として利用されているので、将来マンションなどに建て替わった際の眺望の悪化リスクについて想定しておく必要がありますね。

 そして平成バブル景気のころに販売されたマンションでは、共用設備の豪華さと引き換えに管理費などの高額ぶりが挙げられます。
 クランツ経堂も例外でなく、現行の管理費・修繕積立金に地下駐車場を1台契約すると、毎月120,000円ほど(2021年3月現在)の支払いが待ち受けています。
 その割に修繕積立金の平米単価は171円(2021年3月現在)と比較的割安な水準に設定されていて、支払いにおける内訳のアンバランスさがどうも気になりますね。

 まぁクランツ経堂は平成バブル景気の狂乱ぶりの面影を残す、令和の現代にはあまり馴染まないマンションであり、それゆえに希少な存在であることは間違いありません。
 やれ管理費が高いだの、住民の高齢化に伴い地下駐車場の空き区画が目立ったらどうするだの、きっとそんなこと考えてはイケないんでしょうね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。