パーク・ハイム世田谷船橋

Overview

マンション概要

マンション名

パーク・ハイム世田谷船橋


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩20分


所在地

世田谷区船橋6-24-8


建築年月

1988年 4月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付6階建


総戸数

25戸


新築分譲主

三井不動産


施工会社

藤木工務店


専有面積

99.95m2 〜 126.82m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


三井に住んでいます、と言いたいハイム

 パーク・ハイムは三井のマンション「パーク」シリーズのベースとなる、パーク・ホームズの上位グレードとして展開されたブランド。
 かつて三井のCMで「わたしは、三井に住んでいます。」というキャッチコピーがありましたが、これはパーク・ハイムに住んでこそ、ぜひ言ってみたい台詞ですね。

 まずはパーク・ハイム世田谷船橋を道路から見ると、とても総戸数25戸の規模とは思えないほどの圧倒的な存在感に驚かされます。
 威風堂々たるエントランスに車寄せのアプローチ、脇に地下駐車場への入り口のあるサマは、まさに高級マンションの出で立ちそのものですよ。

平成バブル景気の余韻を残す

 パーク・ハイムは平成バブル景気真っただ中の1988年に分譲されました。
 外壁には大きめのタイルが全面に貼り巡らされ、地下駐車場は各住戸1台分の専用使用権が付いてきます。

 LDKはいずれの住戸も20帖以上のゆとりの広さで、角住戸が多いのもパーク・ハイムの特徴のひとつ。
 敷地内には多くの大木が植えられ、またエントランス横に緑道を整備しており、自然の豊かさを身近に感じられます。

 あらゆる面において、パーク・ハイムは現代にない大らかさを感じますね。

バブル期のパーク・ハイムならでは

 パーク・ハイムの住戸は専有面積が99㎡~126㎡の、大型3LDKと4LDKの間取りで構成されています。
 住戸バルコニー先にある共栄火災の社屋とはかなり距離があるため、どの住戸も陽当りや眺望は良さそうに見えますね。

 ただし、こんなパーク・ハイムに懸念事項もあります。
 まずは三井あるあるのカーペット問題で、床のフローリング使用を管理規約で禁止されていることです。
 昨今の床はフローリング貼りがスタンダードで、遮音性に優れるもののアレルギーに問題や手入れに難のあるカーペットは敬遠傾向にありますが、このパーク・ハイムでフローリングの選択肢はありません。

 さらに各戸の修繕積立金の設定が低すぎで、手元のデータでは各住戸の修繕積立金は1㎡当たり100円を切っています。
 これは国交省ガイドラインの基準から見て、おそらく目安の3分の1以下の設定であり、将来の修繕費を賄えるのか不安でいっぱいになります。

 他にも言い出すとキリがありませんが、おカネに余裕があって床はカーペットで構わない人にとっては、余計なお世話ですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。