宮坂クリスコーポ

Overview

マンション概要

マンション名

宮坂クリスコーポ


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩9分


所在地

世田谷区宮坂3-42-10


建築年月

1978年 7月


構造

鉄筋コンクリート造2階建


総戸数

11戸


新築分譲主

設計センター


施工会社


専有面積

47.33m2 〜 50.16m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★★


珍しいRC造2階建の宮坂クリスコーポ

 宮坂クリスコーポは1978年に設計センターによって分譲された、世にも珍しい2階建のマンションです。
 同社は1970年代から80年代にかけて、中野や横浜などでクリスコーポの名を冠したマンションを販売しました。
 調べたところ、1972年に設立された設計センターという会社は現存するのですが、宮坂クリスコーポを分譲した会社と同一なのかはわかりません。

 そんな宮坂クリスコーポの外壁はホワイト色の吹付タイプで、エントランス(というよりも出入口か)周りの一部にはレンガタイルを貼って昭和レトロな装いを演出しています。
 そしてマンションのシンボルとも言える館銘板の素朴さと言ったら、何とも言葉が出ませんね。

買い物に便利で子育て世帯にピッタリ

 宮坂クリスコーポは最寄駅の経堂から徒歩9分ほどの距離の、戸建やマンションが建ち並ぶ閑静な住宅街に立地しています。
 マンション目の前の道路はいわゆる「ドン突き(※行き止まり道路の奥の立地)」のため、クルマが通ることはなく静かで落ち着いた暮らしが期待できるでしょう。

 食料品の買い物は経堂駅周辺の複数のスーパーが利用できるほか、「すずらん通り商店街」まで徒歩4分ほどなので、何かと便利な立地です。
 さらに目の前の道路を挟んで宮坂北公園があるので、子育て世帯にとってはお庭感覚で利用できるのが良いですね。

戸建の延長線上にあるマンション

 宮坂クリスコーポの情報は限られていますが、住戸の専有面積は50㎡前後の広さが多いようです。
 外から見る限りすべての住戸は南向きなのですが、なんせ住宅が密集しているエリアで、さらに宮坂クリスコーポ自体が戸建と同じ2階建のため、陽当りや眺望は「普通の戸建レベル」といって差し支えないでしょう。

 宮坂クリスコーポには共用設備といえるようなものはほぼなく、さらに自主管理をしていることから、管理面は超ローコスト運営が可能なはずです。
 少し古い情報ですが、2009年時点での管理費が月額3,000円(※50㎡タイプ)というのも頷けますね。
 来るべき大規模修繕工事に対しても、この規模感と建物の高さをもってすれば戸建に近い感覚で進められそうですし。

 1978年に建築された宮坂クリスコーポはいわゆる旧耐震基準(※1981年5月31日以前の建築確認)であり、一般に耐震性は低いと認識されています。
 ただ、鉄筋コンクリート造の2階建が倒壊するような世界線は想像しづらく、仮にそのような事態があるとすれば木造の2階建以上の戸建は全滅するのではないでしょうか(個人の感想です)。

 総じて宮坂クリスコーポは戸建の延長線上にあるようなマンションであり、ものすごく興味があります。
 ただ、売り物件が出ることがほとんどないレアな物件なので、いつか出た際にはしっかり調査したいですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。