




Overview
マンション概要
マンション名
経堂シティハウス
交通
小田急線「経堂」駅 徒歩6分
所在地
世田谷区経堂1-27-9
建築年月
1982年 2月
構造
鉄筋コンクリート造4階建
総戸数
16戸
新築分譲主
住友不動産
施工会社
戸田建設
専有面積
40.31m2 〜 92.71m2
価格相場
★★★☆☆
売り出しレア度
★★★☆☆
大京ライマンを思わせるフォルムの経堂シティハウス
経堂シティハウスは1982年に住友不動産によって分譲された、4階建のマンションです。
現在は高嶺の花ともいえる住友シティハウスですが、まだこの頃のシティハウスはパッとしない印象で、何だか大京のライオンズマンションを彷彿とさせますよね。
ちなみに経堂シティハウスが完成した半年後には、外観や規模感が瓜二つの「第2経堂シティハウス」が同じ経堂一丁目で販売され、晴れてツイン風味なマンションとなりました。
そんな経堂シティハウスの外壁は濃淡まだらなベージュタイルが貼られ、小ぶりながらもキリッとした存在感あるフォルムに仕上がっています。
余談ながら昔っからエントランス脇にある「同人社アトリエ」なる団体の活動内容がいったい何なのか、いつも気になります。


駅チカで買い物便利も浸水リスクに注意
経堂シティハウスは最寄駅の経堂から徒歩6分ほどの距離にあり、周辺はマンションやアパートが建ち並ぶ住宅街に立地しています。
マンションの目の前の道路はそれほどクルマが通らないため、駅チカながら比較的静かで穏やかな暮らしが期待できるでしょう。
食料品の買い物は多彩な店舗が軒を連ねる「農大通り商店街」まで徒歩2分ほどとアクセス良好に加え、ライフ経堂店が徒歩4分ほどで利用できる利便性の高さです。
また、マンションから烏山川緑道までは徒歩1分ほどと近いため、四季の移ろいを身近で感じられる環境も嬉しいですね(ただし浸水リスクに注意)。
人をかなり選ぶであろう両極端な住戸ラインナップ
経堂シティハウスの住戸は専有面積が40㎡タイプ(8戸)と92㎡タイプ(8戸)の、ふたつの間取りで構成されています。
新築当初の40㎡タイプの間取りは南向きの1DKで、もうひとつは南・北両面採光の3LDKタイプと、かなり両極端なラインナップと言えそうですよね。
そして経堂シティハウスの南側隣接地にはマンションなどが建っていて眺望は塞がっているかもしれませんが、一定の陽当りは確保できていることでしょう。
また、経堂シティハウスにエレベーターは付いていない(通称:エレなし)ため、特に4階住戸は毎日階段の上り下りは大変なうえ、将来売るにも貸すにも苦戦必至となるのは間違いありません。
ところで、リノベーション業者界隈で”エレなし4階建は2階と3階どっちがいい?”という不毛な論争が度々巻き起こり、個人的には階段を上る負担感や眺望の開け具合など勘案すると、僅かの差で3階住戸のほうが良いように感じますが、皆さんはどうでしょうか。
そして共用設備は少ないながらも、全16戸と小ぶりで専有面積の広い住戸が多めの経堂シティハウスの管理修繕コスパは決して良いとは言えなさそうです。
ちなみに92㎡タイプの管理費・修繕積立金は月額60,000円(2023年8月現在)を超えており、これに敷地内駐車場を借りると80,000円近い負担となって少々ツラい出費ですね。
総じて経堂シティハウスは立地や住環境に優れるいっぽう、やや奇抜ともいえる間取りラインナップやエレなし、ランニングコストの重さなど、少々エッジが効いた物件です。
最後になりますが、40㎡タイプの住戸は一般に販売されたものではないため、広さは登記簿の表示が採用されています。
したがってパンフレットなどで使われる壁芯面積の表示に直すと、43㎡前後の広さになると思われますので、念のため。
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