




Overview
マンション概要
マンション名
経堂オリオン
交通
小田急線「経堂」駅 徒歩2分
所在地
世田谷区宮坂3-13-1
建築年月
1974年 1月
構造
鉄筋コンクリート造8階建
総戸数
20戸
新築分譲主
オリオン
施工会社
佐藤秀工務店
専有面積
53.31m2 〜 82.56m2
価格相場
★★☆☆☆
売り出しレア度
★★★★☆
2015年の火災で大騒動となった経堂オリオン
経堂オリオンは1974年にオリオンによって分譲された、8階建のマンションです。
おそらくオリオン社は現存していないものと思われ、念のためオリオンと名の付くマンションを調べてみましたが、この経堂オリオン以外には見当たりませんでした。
そして今さらですが社名でもあるオリオンとはギリシャ神話に登場する巨人で美男の狩人で、女神アルテミスを犯そうとしたため、女神の放ったさそりに刺されて死んでしまったそう。
そんな経堂オリオンの外壁はライトイエロー風味な吹付塗装がなされ、全20戸のわりにドッシリとした存在感のあるフォルムです。
また、2015年には経堂オリオンの一住戸が火災に見舞われ、あのときは周辺に多数の消防車が出動するわマスコミも殺到するわで、ほんと大騒動でした。


駅チカながら緑道や公園が近い立地
経堂オリオンは最寄駅の経堂から徒歩2分ほどと至近の距離にあり、電車アクセス性の良さが大きなアドバンテージとなっています。
加えて駅チカの割にそれほど喧噪さはなく、まさに二兎を追ったら両方を得てしまった感もありますね。
食料品の買い物は経堂駅周辺に複数のスーパーがあるため、用途に応じて効果的な使い分けができるでしょう。
また、マンションから北方に1分ほど歩くと北沢川緑道が流れ、さらにその先には整備されて綺麗になった山下西公園もあるので、子育て世帯からお年寄りまで暮らしやすい環境が整ってますよ。
自主管理&旧法地上権の玄人向けなマンション
経堂オリオンの住戸は専有面積が50㎡台から60㎡台を中心とする、ややコンパクトなファミリー向けの間取りで構成されています。
1974年と築年数は相当古いこともあって間取りはちょっと変わった感じが多く、まぁリノベーション工事のし甲斐がありますよね。
住戸は東向きと南向きとにわかれていて、いずれの向きにあってもバルコニーの先は道路に面しているため、一定の陽当りは確保されている模様です。
ただし、南向き住戸は道路を挟んで6階建のビルが建っているので、高層階を除いた多くの住戸の眺望は塞がっているかもしれません。
そして経堂オリオンはで最も懸念すべきところは、新築当初から共用部分を自主管理で運営してきたところでしょうか。
一般に自主管理は属人性が強いと言われ、これはつまり組合運営に対して知識や経験、行動力を併せ持った透明性の高い理事長がいれば心強い反面、そういう人が抜けたり、あるいは頼りきるのも考えものです。
経堂オリオンの話ではないですが、とある自主管理マンションでは不透明な資金流出があったり、長年理事長を務めていた人が工事業者からキックバックを受領していたような話は散々聞きましたし、最低限の監視の目は必要ですよ。
最後に、経堂オリオンにおいて触れずにいられないのが、土地の権利が旧法地上権であることでしょうか。
旧法地上権とは現在の借地借家法が施行される前の地上権のことで、経堂オリオンの土地は第三者が所有していて、経堂オリオン管理組合は土地を借りているだけに過ぎません。
借地権について説明すると長くなりますので敢えて触れませんが、旧法地上権は借主保護の側面が強く、借地期間が満了したからといって土地所有者からすぐ追い出されることにはなりません。
ちなみに経堂オリオンの借地契約は更新がなされ2053年2月までとなっていますが、そのとき築79年の経堂オリオンは果たしてどうなってるんでしょうか。
旧法賃借権など借地権にまつわる詳細について知りたいことがあれば、お問い合わせください。
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