セザール世田谷松原

Overview

マンション概要

マンション名

セザール世田谷松原


交通

小田急線「豪徳寺」駅 徒歩10分
世田谷線「松原」駅 徒歩2分


所在地

世田谷区赤堤3-6-24


建築年月

1996年 7月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付5階建


総戸数

15戸


新築分譲主

セザール


施工会社

長野建設


専有面積

51.22m2 〜 75.19m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


青紫色タイルが爽やかなセザール

 セザール世田谷松原は1996年にその名の通り、セザール(すでに倒産)によって分譲された5階建のマンションです。
 同社は当時中堅マンションデベロッパーで、この青紫色の外観フォルムと専有面積が50㎡台で無理やり3LDK(3DK)タイプを造ってマンションを販売していました。

 そんなセザール世田谷松原も例外ではなく、外壁は微妙に濃淡で緩急をつけた青紫色のタイルが全面に貼られ(セザールが全面にタイルを貼るのは珍しい)、爽やかな印象をもたらしています。
 私は以前この青紫色タイルが好きになれませんでしたが、トレンドが一周した感もあって、好きじゃないというよりむしろ好きかも、という感情が芽生え始めています。

名高い邸宅街・赤堤の東南角地に立地

 セザール世田谷松原は小田急線と世田谷線(通称:セタ線)、さらに京王線まで徒歩圏内にある利便性の高さが強みです。
 さらに経堂・豪徳寺界隈で名高い邸宅街である、赤堤三丁目の開放的な東南角地に佇む迫力ある存在感も見逃せません。

 周辺の道路はクルマがそれほど通らないうえに、東側道路はガードレールのある歩道のため、子どもの通学にも安心です。
 スーパーのオオゼキ総本山・松原店が至近にあるのも、普段の買い物にとても便利ですよ。

何かと苦しい「50㎡・3LDK」の間取り

 セザール世田谷松原の住戸は専有面積が50㎡台と70㎡台に分かれていますが、全17戸中15戸が51㎡・52㎡タイプとなっております。
 前に述べたように50㎡そこそこで無理やり3LDK(3DK)の間取りを造るため、LDKは8帖程度で各居室は4帖台の窮屈ぶりが散見されますね。
 では「70㎡台の間取りは良いのか」と問われると、この2戸はメゾネット形式のため階段のスペースが取られ、下階(地下1階)にムダに広めの居室がくっついてくるだけで決して良い間取りには見えません。

 住戸はすべて南向きで、南側の道路は幅員にゆとりがあるうえ、道路より先は低層の戸建が建ち並んでいるため、陽当りは良さそうな印象です。
 バルコニーの外壁に半透明ガラスを一部採り入れ、室内を明るくする工夫も良いですね。

 立地や住環境は申し分ないだけに、セザール世田谷松原の50㎡・3LDK(3DK)問題をどう捉えるかは思案のしどころでしょうか。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。