パルテノン上町

Overview

マンション概要

マンション名

パルテノン上町


交通

世田谷線「上町」駅 徒歩3分


所在地

世田谷区世田谷2-8-2


建築年月

1970年 9月


構造

鉄骨鉄筋コンクリート造8階建


総戸数

62戸


新築分譲主

大蔵屋建設


施工会社

大長崎建設


専有面積

28.35m2 〜 66.42m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


パルテノン神殿を模したフォルム

 パルテノン上町は1970年に大蔵屋建設が分譲した、8階建のマンションです。
 大蔵屋建設と聞くと、オークラヤ住宅の前身・大蔵屋関連と思われますが、当時の大蔵屋はシャンボールシリーズでマンション分譲事業を展開しており、またこのパルテノンは都内で上町以外に分譲実績がなく、詳細はよくわかりませんでした。
 ちなみにパルテノンとは”都市国家アテナイの守護神である、ギリシア神話の女神アテナを祀る神殿の名称”であり、1階部分を神殿の柱と似せたデザインとしていて、この発想も昭和チックですねw

 パルテノン上町は全62戸と世田谷では中規模サイズであり、ホワイト色できれいに塗装された外壁が陽に照らされると、その存在感がいっそう際立ちます。

ボロ市と言えば上町、の世田谷感強し

 パルテノン上町は小田急線や田園都市線までは遠いですが、世田谷線(通称:セタ線)の上町駅からは徒歩3分と至近の立地です。
 上町駅には大型スーパーのオオゼキ上町店のほか、近隣の世田谷通りには個性的な飲食店が揃い、普段の買い物に加えグルメも楽しめそう。

 またセタ線の上町と言えば、年に2回開催される「世田谷ボロ市」のお膝元でもあるため、まさに世田谷の中心である感じも良いですね。

明るく陽当りは良いが、企画のミスマッチ感は残る

 パルテノン上町の住戸は専有面積が20㎡台から60㎡台まで揃っていますが、そのほとんどは30㎡台と40㎡台のコンパクトサイズとなっております。
 多くの住戸は1LDK・2DKの間取りであり、基本的におひとりさまから3人家族までの少人数世帯をターゲットにしたのでしょうか。

 ただ多くの会社員にとってセタ線の上町駅は、小田急線か田園都市線に乗り換える必要があるため、通勤にはやや不便さを感じるかもしれません。
 そんな背景のなかおひとりさまやDINKsが、ただでさえ築年数が相当経過したパルテノン上町を前向きに選ぶか、と問われるとそれも何だか違う気もします。

 話を戻して、パルテノン上町は開放感のある東南角地に建ち、住戸の多くは南向きで陽当りは良さそうな印象です。
 バルコニーの外壁手摺に柵を採用したことも、室内をより明るくしていることでしょう。
 また昭和時代の名残りか、住戸の浴室にサッシを設けがちな間取りは令和の現代からすると、良いのか悪いのか判断は難しいところかもしれませんね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。