桜丘フラワーホーム

Overview

マンション概要

マンション名

桜丘フラワーホーム


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩15分


所在地

世田谷区桜丘4-27-16


建築年月

1973年 6月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

76戸


新築分譲主

長谷部開発


施工会社

長谷部建設


専有面積

42.40m2 〜 94.43m2


価格相場

★☆☆☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


外壁がキレイに再塗装されたお花の家

 桜丘フラワーホームは1973年に長谷部開発によって分譲された、4階建のマンションです。
 同社はフラワーホームのブランド名で、世田谷では桜丘のほかに「上馬フラワーホーム」「田園フラワーホーム」を販売しました。
 マンション名に”flower home(お花の家)”を採用したのも、昭和チックな安直さが実にたまりませんね。

 そんな桜丘フラワーホームの外壁はホワイトの吹付タイプで、まさにTHE・昭和の王道スタイルのフォルムとなっています。
 2022年に塗り直された外壁の塗装がとてもきれいで、陽に照らされキリッと光輝いて良い印象ですよ。

開放感があり、生活に便利な立地

 桜丘フラワーホームは最寄駅からは相当距離があるものの、周辺は比較的に閑静な住宅街の北西角地に立地します。
 加えて東側隣接地は生産緑地に指定された農園があり、南側はヤナセの駐車場が広がるため、さながら四方角地のごとき圧倒的な開放感に恵まれます。

 普段の買い物は大型スーパーのサミットストア砧店がありますし、世田谷通り(通称:セタ通)沿いには多くの飲食店が揃っていて気軽に利用できそう。
 またマンション近くのバス停「三本杉陸橋」は東急バスが頻繁に走っていますので、ここから渋谷駅や田園調布駅、小田急線などに1本でアクセスでき、意外と便利ですよ。

需要にミスマッチ、気を付ける点もチラホラ

 桜丘フラワーホームの住戸は専有面積が40㎡台から90㎡台までの幅広いラインナップですが、全76戸のうち64戸が40㎡台のコンパクトサイズで占められます。
 駅から遠い立地でありながら住環境は悪くないだけに、もう少し間取りが広めの住戸が多くあった方が、より需要にマッチしたことでしょう。
 住戸は南・東・西向きにわかれており、前に述べたように東側は農園に面し、南側にはヤナセの駐車場があるため、陽当りや眺望の優れた住戸が多そうな印象です。

 ただ残念なことに桜丘フラワーホームにエレベーターの設置はない(通称:エレなし)ため、特に4階住戸は毎日の階段の上り下りは大変なうえ、将来売るにも貸すにも苦戦必至なのは間違いありません。
 さらに壁式工法で建てられていて水周りの壁を抜けない住戸が多く、40㎡台のコンパクトな住戸はトイレや浴室が狭く、洗面脱衣室に洗濯機置場を置くスペースが確保できません。
 控えめに言って桜丘フラワーホームのコンパクトな住戸に至っては、なかなか強みを見出しにくく、価格勝負になるのも致し方ないところでしょうか。

Map

周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。