第2千歳船橋ヒミコマンション

Overview

マンション概要

マンション名

第2千歳船橋ヒミコマンション


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩8分


所在地

世田谷区船橋1-38-12


建築年月

1978年 1月


構造

鉄筋コンクリート造6階建


総戸数

17戸


新築分譲主

日榮開発


施工会社

辰村組


専有面積

45.12m2 〜 74.82m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


ホワイトの吹付にブルーが映えるヒミコ

 第2千歳船橋ヒミコマンションは1978年に日榮開発(すでに倒産)によって分譲された、6階建のマンションです。
 同社はヒミコマンションをはじめヒミコセラン、ヒミコハビタットの3ブランドを展開し、ヒミコとは魏志倭人伝に伝わる邪馬台国の卑弥呼の名を拝借しているのでしょう(そう理解するほかない)。
 マンション、セラン、ハビタットの違いは、マンションを基本路線としつつ、セランはちょっとだけ高級志向、ハビタットは階段で住戸を振り分けた戸建感覚、と本当に微妙な違いしかありません。

 そんな第2千歳船橋ヒミコマンションの外観は安定のホワイト色の吹付スタイルで、屋根のブルーがキリッと爽やかな印象です。
 屋上に設置された今ではほとんど見られない高置水槽も、ノスタルジックでとても可愛らしいですね。

駅とのアクセス良好も騒音等に注意

 第2千歳船橋ヒミコマンションは最寄駅の千歳船橋から徒歩8分の距離にある、明るく開放的な南西角地に佇む立地が魅力です。
 駅からは主に店舗が建ち並ぶ「千歳通り」を通るため、ちょっとした買い物に都合が良く、さらに暗い時間帯に子どもや女性がひとり歩きで帰宅するのも、それほど心配しなくて大丈夫そうです。

 ただし千歳通りと西側道路はそれなりにクルマの交通量が多いため、エントランスを出入りする際は慎重さが必要かもしれません。
 そして環八で比較的大きな交差点である「環八船橋」が至近にありますので、クルマやバイクの発車音がそれなりですので念のため。

エレなしは回避も不安な自主管理

 第2千歳船橋ヒミコマンションの住戸は、専有面積が74㎡タイプの最上階の1戸を除き、40㎡台から50㎡台の構成となっています。
 ワンフロアー2戸ないし3戸のためほとんどが角住戸となり、採光性や風通しの良さは容易に想像できますね。

 ヒミコと聞くと一瞬エレベーターがない(通称:エレなし)のでは?…と不安になりますが、安心してください。さすがに6階建なので日榮開発も無慈悲なことはしませんでした。
 ただし全17戸でエレベーターの維持・改修コストを負担しなければなりませんので、各住戸の負担がそれなりになることを忘れてはいけません。

 そして第2千歳船橋ヒミコマンションは長年自主管理が続いてきたことにも、一抹の不安を禁じ得ません。
 自主管理のマンションは管理会社に委託している一般のマンションと比べて、過去の大規模修繕工事の内容や修繕積立金の改定計画の不十分さは拭えないからです。
 仮に管理会社に委託したとしたら毎月の管理費の値上げは必至ですし、かと言って属人的要素が強い自主管理を続けるのもリスクがあり、すごく難しい問題ですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。