ベルジュール世田谷桜丘

Overview

マンション概要

マンション名

ベルジュール世田谷桜丘


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩16分


所在地

世田谷区桜丘4-25-4


建築年月

2014年 4月


構造

鉄筋コンクリート造8階建


総戸数

28戸


新築分譲主

多摩建設


施工会社

志多組


専有面積

58.41m2 〜 66.80m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


ホワイトタイルがスッキリ爽やかなベルジュール

 ベルジュール世田谷桜丘は2014年に多摩建設によって分譲された、8階建のマンションです。
 同社は1997年創業で東京武蔵野に本社を置き、武蔵野・多摩地区をメインに新築マンションの分譲や中古不動産の売買仲介を手掛ける会社です。
 マンション名にあるベルジュールはおそらくフランス語と思われますが、意味を調べたところよくわかりませんでした。

 そんなベルジュール世田谷桜丘の外壁はホワイト色のタイルがスッキリ爽やかななか、バルコニー床部分のブラウン色がワンポイント的に全体をキュッと引き締めます。
 南向き上層階のバルコニー外壁に採用された半透明のパネルが陽の光に照らされ眩しく輝き、明るい印象をもたらしていますね。

環八沿いをギリ避けた立地に妙味

 ベルジュール世田谷桜丘は最寄駅の千歳船橋から相当離れた立地ですが、環八沿いをギリギリ避けた立地にその妙味があります。
 マンション西側隣接地の「井上病院」があるため環八の騒音は軽減されますし、私が知る限り救急患者が運ばれることも見たことがありません。

 普段の買い物は大型スーパーのサミットストア砧店が近くて便利で、さらに世田谷通り(通称:セタ通)沿いには多くの店舗や飲食店が揃っています。
 また、環八を南方向に進めば砧公園にもほど近く、ファミリーがアクティブに暮らすのに恵まれた立地と言えそうですね。

専有面積60㎡台の3LDKゆえにいろいろ窮屈

 ベルジュール世田谷桜丘の住戸は専有面積が50㎡台から60㎡台の広さで構成されています。
 この立地と環境であれば、せめて70㎡以上の広さのほうがファミリー層の需要にマッチしたように感じますが、致し方ないのでしょうか。

 60㎡台の間取りはいずれもいわゆる”田”の字、若しくは縦3列に居室が並んだ3LDKタイプであり、さすがに各居室やリビングダイニングは窮屈と言わざるを得ません。
 表向きは3LDKですが、実際にはバルコニー側の居室はリビングの一部として使用する住民が大半でしょうし、しっかりした3LDKと捉えないほうが良さそうです。

 住戸は南・東向きにわかれていて、南向き住戸は陽当りや眺望が良さそうないっぽうで、東向き住戸は前面に「ライオンズガーデン千歳船橋」が被るため眺望は劣る印象です。
 ただし東向き住戸の1階は専用庭が付設していることもあって、2021年4月には東向きの1階住戸と3階住戸の同一タイプのがほぼ同じタイミングで成約し、1階住戸のほうが約8%も高く成約したデータがあるのも興味深いですね。

 環八やセタ通に近いのでクルマで出かけるには便利ですが、穿った見方をすればそれ以外の特徴に乏しいマンションであり、個人的な評価と実勢価格と乖離がある印象を持ってしまいます。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。