ザ・パークハウス弦巻

Overview

マンション概要

マンション名

ザ・パークハウス弦巻


交通

田園都市線「桜新町」駅 徒歩13分


所在地

世田谷区弦巻3-24-18


建築年月

2012年 2月


構造

鉄筋コンクリート造5階建


総戸数

26戸


新築分譲主

三菱地所レジデンス


施工会社

三菱地所ホーム


専有面積

55.63m2 〜 88.14m2


価格相場

★★★★☆


売り出しレア度

★★★☆☆


シックでエレガントな装いのザ・パークハウス弦巻

 ザ・パークハウス弦巻は2012年に三菱地所レジデンスによって分譲された、5階建のマンションです。
 同社は2011年に三菱地所系列2社と藤和不動産が合併して設立された新会社で、マンションブランドはこれまで三菱が使用してきたパークハウスの前に「ザ(THE)」を付けることとなりました。
 私見ながら藤和不動産は過去に多くのマンション分譲実績があるだけに「ザ」で濁すのではなく、まったく違うブランド名を冠するか、あるいは敢えてパークハウスのままで良かったようにも感じますが…。

 そんなザ・パークハウス弦巻の外壁は低層階をホワイト色、上層階を濃いめのグレー色のタイルで貼りわけ、シックでエレガントな装いが特徴的です。
 こじんまりとして殺風景なエントランスは、もう少しやりようがあったのではないかと残念な感じがしますね。

子育てファミリーに暮らしやすい環境

 ザ・パークハウス弦巻は閑静な住宅街として人気のある弦巻の開放的で明るい北東角地に立地します。
 マンション北側道路沿いには「グランコート弦巻」など複数のマンションが建ち並び、どれも敷地内の緑樹が色鮮やかですが、それと比べるとザ・パークハウス弦巻は少し物足りない印象ですね。

 目の前の道路はクルマがそれほど通らないため、静かで穏やかな暮らしが期待できそう。
 学区域の松丘小学校には子どもの足で5分とかからない距離にありますし、子育てファミリーが安心して過ごせる環境がGOODですね。

高級仕様ではあるが、何かが欠けている印象も

 ザ・パークハウス弦巻の住戸は専有面積が50㎡台から80㎡台まで、バランスの取れた幅広いラインナップとなっています。
 DINKsから4人家族くらいまでのさまざまな家族構成に合わせた間取りが多いのは有り難いですね。

 住戸は南・東・西向きにわかれており、南向き住戸と西向き住戸はそれぞれ隣接地の建物が被るため、上層階以外の眺望は抜けなさそうな印象です。
 個人的には「グランコート弦巻」の公開空地の緑樹が借景となる東向き住戸が好みですが、過去の成約データでは比較しにくく、実際の人気の傾向はわかりませんでした。

 マンションの共用廊下はホテルライクな内廊下設計のため静かで、室内に目を向けてもキッチンや洗面化粧台の水栓はグローエ社のものを採用し、浴室をミストサウナ付きとするなど高級仕様となっています。
 また複数バルコニーを配置した住戸が多く、採光性や風通しの良さの向上を図る工夫も見逃せません。

 三菱ブランドで本来は高い価格がつくはずのザ・パークハウス弦巻ですが、一歩届かないのはデータにも現れており、2022年には近隣で築年数が10年古い「ライオンズマンション弦巻グランフォート」とほぼ同じ平米単価で成約しています。
 マンションの規模感では劣るものの、住戸のポジションなどを考えればもっと価格差が開いてもおかしくないように感じますが、やはりこのクラスのマンション購入者層が求める「何か」が欠けているのかもしれませんね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。