トーア明大前マンション

Overview

マンション概要

マンション名

トーア明大前マンション


交通

京王線・井の頭線「明大前」駅 徒歩3分


所在地

世田谷区松原1-34-16


建築年月

1978年 8月


構造

鉄筋コンクリート造8階建


総戸数

88戸


新築分譲主

東亜起業


施工会社

多田建設


専有面積

22.83m2 〜 73.75m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


鮮やかなレッドが目立つトーア明大前マンション

 トーア明大前マンションは1978年に東亜起業によって分譲された、8階建のマンションです。
 同社は1970年代から80年代にかけて、首都圏でトーアシリーズマンションを多数販売したマンションデベロッパー。
 ちなみにお隣の「トーアウエストキャッスル松原」を分譲したのは東亜土地建物で、おそらく東亜起業の関連会社と思われます。

 そんなトーア明大前マンションの外壁は鮮やかなレッド色の吹付タイプで、遠目にもその存在感は際立って見えます。
 マンション塔屋に描かれた「トーア明大前マンション」の文字からは昭和のノスタルジーが感じられ、実に味わい深いですね。

通勤通学における区内最強の明大前駅

 トーア明大前マンションは京王線と井の頭線の優等列車駅である、明大前から徒歩3分の好立地が最大の魅力です。
 そして駅南口は北口と比べると比較的に閑静な住宅街であり、さらに分譲マンションの数そのものが少ないため、その希少性は高いと言えます。

 明大前からは新宿、渋谷、吉祥寺、調布など乗り換えなしでアクセスできるため、通勤通学には世田谷で最強の駅と言っても過言ではないでしょう。
 ただ、明大前は学生の街なだけあって、大手チェーン系飲食店や大衆居酒屋が多く集まっており、ファミリーにとって暮らしやすいかどうかは少し微妙かもしれません。

管理や修繕は丁寧に行われている印象だが

 トーア明大前マンションの住戸は専有面積が20㎡台から70㎡台までありますが、50㎡以下のコンパクトなサイズがメインとなっています。
 マンションのすぐ西側には井の頭線の線路があり、それ以外は中規模マンションに囲まれる立地ですが、それなりに空間が確保されていて圧迫感はなさそうですね。

 トーア明大前マンションは明大前駅から徒歩3分の好立地なだけあって賃貸需要も強く、マンション内で20㎡台の住戸はオーナーが居住せず賃借人に貸し出しているケースが多い模様です。
 ただ、このタイプの住戸はバルコニーがないタイプ(フラワーボックスはある)があるので、実際の使い勝手の良し悪しを現地で確認したほうが良いでしょう。

 また、トーア明大前マンションで心配な点を挙げると、いわゆる旧耐震基準(※1981年5月31日以前の建築確認)で建てられているため、大地震に対する不安があります。
 さらにエントランス階へのアクセスは階段を上らなければならず、バリアフリー的にはまったく優しくありません(脇のスロープを下りていけばエレベーターが利用できるかもしれないが、それなりに危険)。

 一見したところマンションの管理や修繕は丁寧に行われているように見え好感が持てますが、築年数がそれなりに経過していることも踏まえ検討するようにしましょう。

Map

周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。