藤和世田谷コープ

Overview

マンション概要

マンション名

藤和世田谷コープ


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩19分


所在地

世田谷区桜3-20-4


建築年月

1981年 10月


構造

鉄筋コンクリート造3階建


総戸数

8戸


新築分譲主

藤和不動産


施工会社

藤栄建設


専有面積

60.44m2 〜 93.57m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


タイルと屋根のカラーが調和する藤和世田谷コープ

 藤和世田谷コープは1981年に藤和不動産によって分譲された、3階建のマンションです。
 同社は藤和(地名)ホームズ、藤和シティコープのシリーズに始まり、後年はBELISTAブランドでマンション分譲事業を手掛けていましたが、最終的に三菱地所レジデンスとして吸収合併されました。
 藤和のマンションの序列は詳しくわかっておらず、何となく「コープ(シティコープ)<ホームズ<マノワール」な気がしますがどうなんでしょうか。

 そんな藤和世田谷コープの外壁はベージュ色のタイルを全面に纏い、ヴァーミリオンカラー(朱色)の屋根とのバランスが上品に調和したフォルムに仕上がっています。
 外壁は入り組んでいるかのようにゴツゴツしていて、何とも武骨な雰囲気ですね。

閑静な住環境ながら買い物便利な立地

 藤和世田谷コープは駅からは果てしなく遠いものの、周辺は戸建やアパートが建ち並ぶ閑静な住宅街に立地しています。
 南方の世田谷通りからは50mほど奥まった立地のためクルマや通行人はほとんど気にならず、静かで落ち着いた暮らしが期待できるでしょう。

 食料品の買い物はサミットストア桜店が徒歩4分ほどと至近にあるうえ、世田谷通り沿いには多彩な飲食店が軒を連ねています。
 また、マンションから5分ほど歩いたところにJRA馬事公苑があるので、趣味の散歩やジョギングなどにちょうど良い距離感ですね。

全8戸と少ないながらも抑えめな運営コスト

 藤和世田谷コープの住戸はほとんどが専有面積70㎡台の、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 間取りをザッと眺めてみると居室の広さはじゅうぶんながらも、凹凸が目立つ異形の3LDKが多いですね。
 戸数の少なさを逆手にとって角住戸が多く、そして複数バルコニー(花台)を積極的に配置しているため、どの住戸も明るく風通しの良さそうな印象です。

 3階建の藤和世田谷コープにはエレベーターは付いていません(通称:エレなし)が、まぁいうても3階建なのでエレなしがマイナスに働くことはなさそうです。
 むしろエレベーターの維持改修コストを負担せずに済むぶん、エレなしはメリットのほうが上回るといって過言ではありません。

 そしてやはり藤和世田谷コープで気になってしまうのは、全8戸という戸数の少なさでしょうか。
 一般に戸数の少ないマンションは住戸ごとの管理修繕コストは割高になりがちです。
 その点、藤和世田谷コープは管理会社が入りながらにして、現行の管理費・修繕積立金の平米単価は451円(2019年1月現在)とコストを抑えて運営できているようですね。

 最後に、藤和世田谷コープは壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
 そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。