千歳船橋ヒミコハビタット

Overview

マンション概要

マンション名

千歳船橋ヒミコハビタット


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩14分


所在地

世田谷区船橋6-1-1


建築年月

1982年 9月


構造

鉄筋コンクリート造3階建


総戸数

6戸


新築分譲主

日榮開発


施工会社

熊谷組


専有面積

64.99m2 〜 74.65m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★★


卑弥呼の住処、ヒミコハビタット

 まず先に、「ヒミコハビタット」の名前を知っている人はかなりの通であることを認めます。
 そのうえで語ると、 ヒミコシリーズを分譲したのは日榮開発(すでに倒産)でヒミコマンションを筆頭に、ヒミコセラン、ヒミコハビタットの3ブランドを展開しました。

 ヒミコとは、魏志倭人伝に伝わる邪馬台国の卑弥呼の名を拝借しているのでしょう(そう理解するほかない)。
 マンション、セラン、ハビタットの違いは、マンションを基本路線としつつ、セランはちょっとだけ高級志向、ハビタットは階段で住戸を振り分けた戸建感覚、と本当に微妙な違いしかありません。

 最後に名前の由来ですが”Habitat(生息地)”とありますので、つまり「卑弥呼の住処」となり、何だか怖い印象を持ってしまうのは私だけではないはず。

ヒミコハビタットの立地と暮らし

 ヒミコハビタットはゆとりある道路幅の東南角地に佇み、陽当りの良さに優れ、また南側の道路の先には烏山川緑道があるため、身近に自然を感じることができるでしょう。
 ただ東側道路は交通量の多い荒玉水道道路のため、多少の騒音は我慢する必要がありそうです。

 一見穏やかに暮らせそうですが、全6戸と極少数のマンションなだけにご近所付き合いや、理事が頻繁に回ってくるなどの煩わしさは人によって感じるかもしれません。

究極のローコスト運営が実現

 ヒミコハビタットの全6戸は専有面積が65㎡~74㎡で、3LDKタイプの間取りとなっています。
 普通に考えるとせいぜい2、3パターンの間取りかと想像しますが、6戸すべての専有面積がそれぞれ微妙に異なるという、まさにハビタットの秘境たる所以ですね。

 マンションの構成はエントランス(というか入り口)の階段を上がり、左右に各階住戸の玄関が割り振られて2戸×3フロアーという至ってシンプルな造りです。
 ただしこの階段が一直線かつ急なため、降りる際にコケるとそのまま地面まで転がり落ちる危険性も。
 さらに南側の道路を挟んだところにある烏山川緑道は、道路に寸断されるかたちで50メートルほどの短さしかなく、少々寂しい印象です。

 マンションとして共用部分にムダなものは一切ないため(共用廊下すらない)、ヒミコハビタットはこの世のマンションで最もローコスト運営できているのでは、と感じています。
 これって意外と気づかない、大きなメリットかも知れませんよ。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。