アンボワーズ世田谷

Overview

マンション概要

マンション名

アンボワーズ世田谷


交通

世田谷線「世田谷」駅 徒歩6分


所在地

世田谷区世田谷3-25-5


建築年月

1989年 1月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付3階建


総戸数

8戸


新築分譲主

個人分譲


施工会社

清水建設


専有面積

90.19m2 〜 114.05m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


個人の大邸宅のような佇まいのアンボワーズ世田谷

 アンボワーズ世田谷は1989年に烏山川緑道に寄り添うように個人分譲された、3階建の低層レジデンス。
 ”アンボワーズ(amboise)”とはフランス中西部のトゥーレーヌ地域にある町名を指し、ロワール渓谷の美しい古城がたくさんあるスポットとして有名だそうです。
 個人分譲とはいえ、ハッキリ言って不動産会社よりもマンション名の付け方がお洒落ですよね。

 そんなアンボワーズ世田谷の外壁は質感のあるライトブラウンタイルが貼られ、パッと見はマンションというよりも個人の大邸宅のような悠然としたフォルムに仕上がっています。
 緑道の角には保存樹木であるクロマツがシンボリックに聳え立ち、マンションの風格に華を添えていますね。

緑道に面し自然豊かも浸水リスクに注意

 アンボワーズ世田谷は建物の高さに最も厳しい第一種低層住居専用地域内に存しており、世田谷らしい青空と緑が身近な暮らしが期待できるでしょう。
 ただ、烏山川緑道に隣接し自然が身近な環境は嬉しいのですが、浸水リスクが高いエリアでもあるのでしっかりハザードマップを確認しておきたいところです。

 食料品の買い物はオオゼキ上町店が徒歩10分ほどかかるのでやや不便に感じるかもしれませんが、まぁこの住環境ならそれも止む無しでしょう。
 また、世田谷の歴史を語るうえで欠かせない世田谷城址公園まで徒歩4分ほどの距離にありますので、文化的にも教育的にも希少な立地ですよ。

全8戸の小ぶりな規模で共用部分を管理維持するのは大変

 アンボワーズ世田谷の住戸は専有面積が90㎡台から110㎡台までの、ゆとりあるサイズのファミリー向け住戸で構成されています。
 一般に販売されたマンションではないため情報に限りがありますが、住戸は緑道側の西向きをメインに、一部東向きと南向き住戸があるようです。
 いずれにしても周辺は低層住宅が建ち並ぶエリアなだけに、一定の陽当りは確保されていることでしょう。

 そして3階建のアンボワーズ世田谷にエレベーターは付いていますので、将来足腰が弱ったとしても問題なく暮らせる点は一定の安心感があります。
 ただし、全8戸の小ぶりな規模でエレベーターをはじめとする共用設備を維持修繕していくのは、やはりコスパが悪くなりがちです。
 少し古い情報ですが2014年当時の管理費・修繕積立金の平米単価は543円でしたので、物価上昇を考慮すると現在は一段階値上げがなされている可能性が高いでしょう。

 さらにアンボワーズ世田谷には地下駐車場があり、おそらく全住戸が1台は優先的に利用できるルールになっていると思われます。
 これも現役の居住者視点ではメリットが大きいのですが、マンション住民の高齢化が進みクルマの保有率が下がると管理組合の収支に悪影響を及ぼしかねないことは意識しておく必要がありそうですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。