ドルチェ経堂

Overview

マンション概要

マンション名

ドルチェ経堂


交通

小田急線「経堂」駅 徒歩6分


所在地

世田谷区宮坂2-14-2


建築年月

2003年 4月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付5階建


総戸数

11戸


新築分譲主

三栄商事


施工会社

アイサワ工業


専有面積

61.08m2 〜 100.44m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


アイボリータイルが街並みに調和するドルチェ経堂

 ドルチェ経堂は2003年に三栄商事によって分譲された、5階建のマンションです。
 ドルチェと聞くと、主にワンルームマンションを販売していた東亜住建のマンションシリーズを思い浮かべますが(浮かばないか)、このドルチェ経堂に東亜住建は絡んでいないようです。
 少し調べましたが三栄商事が販売したマンションはほかに見つからず、経堂のみの一発屋的な試みだったのでしょうか。

 そんなドルチェ経堂の外壁はアイボリータイルがメインに貼られ、商業地と住宅地が混合する街並みに調和する佇まいが印象的です。
 ちなみにドルチェと言えばイタリア語で”dolce(甘い)”を意味しますが、それほど甘さは感じないフォルムですね。

駅からほど近い商店街沿いの立地

 ドルチェ経堂は最寄駅の経堂から「本町通り商店街」を真っすぐ歩くこと徒歩6分ほどの立地です。
 本町通り商店街は一方通行道路となっており、それほど交通量が多い印象もないため、商店街沿いの立地ながらも静かで穏やかな暮らしが期待できるでしょう。

 食料品の買い物は経堂駅周辺の複数のスーパー、ならびに商店街に建ち並ぶ店舗が多彩で、選択肢に困ることはなさそうです。
 ただ、マンションから西方約65mのところに消防署宮の坂出張所があるので、消防車が出動する際はどれだけ騒音があるのか気になるところですね。

戸数が少なく駐車場がないゆえ管理費等は高い傾向

 ドルチェ経堂の住戸は専有面積が60㎡台と70㎡台を中心とする、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 住戸は西向きと北向きとにわかれていますが、バルコニーの先に目を遮るような建物はそれほど見当たらないため、陽当りや眺望に問題はなさそうな印象です。
 さらにはワンフロアーにつき1戸から3戸が配置されていることから、角住戸の割合が多く採光性や風通しも良さそうですね。

 いっぽうドルチェ経堂で気になるのはファミリー向けオンリーの住戸構成にも関わらず、マンションに敷地内駐車場がない点でしょうか。
 そのため、クルマ保有者にとってみれば駐車場の確保に手間がかかりますし、管理組合にとっても駐車場の使用料収入が入ってこないので、一般のマンションよりも管理費の値上げ圧力は強くなる傾向にあるでしょう。

 実際にドルチェ経堂の現行の管理費・修繕積立金の平米単価は772円(2025年1月現在)と高水準であり、これは全11戸という規模の小ささゆえに、コスパが悪いこともその拍車をかけているのでしょう。
 専有面積が70㎡ほどの住戸で毎月50,000円を超えるランニングコストを負担し続けるのは、少々しんどいかもしれませんね。

 最後に、ドルチェ経堂では過去に計1件しか取引履歴が確認できず、これは戸数が少ないことを差し引いても少なすぎるように感じます。
 一般に「良い条件のマンションほど売りに出にくい」といわれますので、ドルチェ経堂の住民満足度は高めなのかもしれませんね。

Map

周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。