経堂パーク・マンション

Overview

マンション概要

マンション名

経堂パーク・マンション


交通

小田急線「千歳船橋」駅 徒歩8分
小田急線「経堂」駅 徒歩12分


所在地

世田谷区経堂5-36-11


建築年月

1988年 3月


構造

鉄筋コンクリート造地下1階付5階建


総戸数

14戸


新築分譲主

三井不動産


施工会社

清水建設


専有面積

86.29m2 〜 137.97m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


三井の最高峰グレード「パーク・マンション」

 三井不動産が展開する「パーク」シリーズにおいて、パーク・マンションは最高級グレードに位置付けられ、世田谷区内のパーク・マンションは経堂のほかに三軒茶屋、深沢、上用賀の全4棟にとどまります。
 経堂パーク・マンションが分譲されたのは1988年の平成バブル景気ど真ん中で、日本経済の好調ぶりを反映するかのごとく重厚なエントランスに、外壁は大きなタイルが全面に貼り巡らされ、まさに億ションの装いです。

 ちなみに世田谷区内のパーク・マンションは、1989年の深沢パーク・マンションを最後に分譲されていません。
 もうこの先、世田谷で新しいパーク・マンションには出会えないかもしれませんね。

ゆとりの間取りと専用駐車場使用権付き

 経堂パーク・マンションはほとんどの住戸が100㎡超えのゆとりある3LDKタイプで、さらに1住戸1台分の専用駐車場使用権付きとなっています。
 それだけの広さに加え、駐車場使用料(使用の有無は関係ない)が必要なため、毎月の管理費等の支払いは10万円に迫る勢い。

 さらに管理規約でフローリングの使用が禁止されており、床はカーペット敷となっています。
 高級マンションなのは十分理解できますが、ここまで来ると隔世の感もあり、令和の現代には受け入れられにくさも感じますね。

平成バブルと億ションの功罪

 経堂パーク・マンションは専有面積の広さから必然的に売買価格も高くなってしまい、前に述べた月々のランニングコストの負担やフローリング禁止なども含めると、現代の富裕層にとっては触手が伸びないマンションであると言えます。
 これだけおカネを支払う前提なら、選択肢はもっとたくさんあるでしょうし(戸建とかタワマンとか)。

 パーク・マンションならではの、随所に感じ取れる平成バブルの豪華絢爛ぶりは少し心くすぐられるのはわかりますが、それこそタワマンの眺望と同じで興奮するのは最初のうちだけかなぁ、と。
 駐車場の使用形態にしろ、フローリング禁止にしろ、いろいろ時代に合わせて変えていかないと、せっかくの豪華な造りで希少性の高いパーク・マンションが負のレガシーと化していきそうで、他人事ながらすごく心配です。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。