チュリス明大前

Overview

マンション概要

マンション名

チュリス明大前


交通

京王線・井の頭線「明大前」駅 徒歩2分


所在地

世田谷区松原2-44-6


建築年月

1997年 10月


構造

鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート造10階建


総戸数

78戸


新築分譲主

住建不動産


施工会社

住友建設


専有面積

38.64m2 〜 104.58m2


価格相場

★★★★☆


売り出しレア度

★★★☆☆


明大通りに堂々と佇むチュリス明大前

 チュリス明大前は1997年に住建不動産によって分譲された、10階建の高層レジデンス。
 同社はおそらく住友建設系の不動産会社と思われますが、1970年代から90年代にかけてチュリスの名を冠したマンションを販売していました。
 このチュリスシリーズは分譲棟数こそ少ないものの、赤坂や氷川坂などのブランド立地にそれなりの規模感で建設されたものが多い印象ですね。

 そんなチュリス明大前の外壁はライトブラウンタイルが全面に貼られ、学生が行き交う明大通り沿いで堂々とした存在感を放っています。
 マンションは東棟と西棟とで構成されており、それぞれシンメトリー(左右対称)調のフォルムが実に流麗ですよ。

明大前駅から徒歩2分の電車利便性

 チュリス明大前は最寄駅の明大前から徒歩2分ほどの立地で、新宿・渋谷・吉祥寺・調布など1本でアクセスできる鉄道利便性の高さが大きな魅力です。
 一般に京王線の駅チカ物件は甲州街道沿いが多いですが、チュリス明大前はギリ内側に入っているため、騒音や振動の影響も少しは軽減されることでしょう。

 食料品の買い物はフレンテ明大前が徒歩1分かからないくらいの距離で利用できるうえ、ロピア松原店が徒歩6分ほどで利用できて困ることはなさそう。
 また、甲州街道を渡ってすぐのところに玉川上水公園があるので、散歩やジョギングをするのにちょうど良い距離感ですね。

明大前駅エリアではトップクラスの人気を誇る

 チュリス明大前の住戸は専有面積が30㎡台から100㎡超えまでの、さまざまな世帯に対応する間取りで構成されています。
 住戸は東向きと西向きとにわかれていますが、いずれもバルコニーの先は広めの道路に面するため、陽当りや眺望にそれほど差はなさそうな印象です。
 1LDKと2LDKがメインの間取りを見ると、時代ゆえか居室がやや広めで、そのぶんリビングダイニングが手狭に感じますが、まぁ許容範囲でしょうか。

 一点気になるのは、チュリス明大前の敷地内駐車場はマンションでは珍しく、循環型の機械式駐車場を設置しているっぽいです(あくまで外から見る限り)。
 その機械式駐車場ですが、明大前駅から徒歩2分の電車アクセスが良い立地なだけに、近年空き区画が慢性的に発生しているようです。
 機械式駐車場は維持改修コストが高いカネ喰い虫といわれますし、仮に循環型だとすると多段式(マンションでよくあるタイプ)のように潰して平置き型への転用も難しいでしょう。

 その駅の近さやまとまった規模感から、これまでチュリス明大前は最寄駅が明大前の中古マンション市場ではトップクラスの人気を誇ってきました。
 昨今、2020年前後に新築されたマンションに対する平米単価はやや下回るものの、それでも20年以上築年数が古い割に大健闘しているといって差し支えありません。
 むしろ築浅感が薄れて価格が下落基調に入る可能性のある「2020年組」よりも、チュリス明大前のほうが下値が堅く、逆転する世界線だってじゅうぶんあると思いますよ。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。