Overview
マンション概要
マンション名
馬事公苑前ハイム
交通
田園都市線「用賀」駅 徒歩19分
所在地
世田谷区上用賀2-5-1他
建築年月
1968年 9月
構造
鉄筋コンクリート造11階建
総戸数
253戸
新築分譲主
住友商事
施工会社
鹿島建設
専有面積
63.77m2 〜 145.12m2
価格相場
★★☆☆☆
売り出しレア度
★☆☆☆☆
住商×鹿島の重厚なる「ハイム」ブランド
1968年に総戸数253戸を誇る馬事公苑前ハイムを分譲したのは、「ハイム」シリーズでお馴染みの住友商事。
世田谷区における住友商事×鹿島建設の分譲実績としては、この馬事公苑前ハイムの他に世田谷のヴィンテージマンションとして名高い「成城ハイム」が有名です。
馬事公苑前ハイムは北棟と南棟の2棟で構成され、南棟はJRA馬事公苑が目の前という絶好のロケーション。
「馬事公苑前」の名を冠したマンションはいくつもありますが、本当に馬事公苑前を名乗っていいのは、ここ馬事公苑前ハイムと「パシフィック馬事公苑前」くらいでしょう。
目の前には世田谷通りが走り、多くの飲食店が集まる開けたこの周辺はものすごく「世田谷らしさ」を感じますね。
セントラル暖房とスキップフロアー
馬事公苑前ハイムを語るうえで避けて通れないのが、セントラル方式の暖房システム。
例年11月から4月は暖房を定額で利用できるのですが、その利用料が結構重く、広いタイプの住戸では月額4万円を超えます(もちろん使わなくても払う)。
そしてエレベーターは各階に停止しないため(通称:スキップフロアー)、不停止階の住戸は玄関を開けると、土間のすぐ先の階段を上って部屋に向かう必要があります。
スキップフロアーはバリアフリーの観点からは好ましくないですが、プライバシー性の高さや風通しの良さなど、決してデメリットばかりでないことは一応指摘しておきますね。
より慎重な精査を要する馬事公苑前ハイム
馬事公苑前ハイムの住戸は、すべて専有面積63㎡以上のファミリータイプの間取りで占められています。
また共用部分の大規模修繕工事はその回数を幾度も重ね、丁寧に塗装し直された外壁からは組合員の管理に対する意識の高さを物語ります。
ただしこの築年数にもなると、来るべき建て替えの時期についてそろそろ検討を開始せざるを得ないと思われます。
建て替えもさることながら、馬事公苑前ハイムはセントラル方式の給湯&暖房システムがあったり、駐車場の一部には無償の専用使用権が付いた住戸があったり、一般のマンションとは一味も二味も違うため注意が必要です。
希少性の高いロケーションなだけに、馬事公苑前ハイムに付随する数々の難解な条件をしっかり吟味して、慎重に購入を検討したいですね。
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