朝日プラザ上北沢

Overview

マンション概要

マンション名

朝日プラザ上北沢


交通

京王線「八幡山」駅 徒歩6分


所在地

世田谷区上北沢5-37-8


建築年月

1982年 6月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

47戸


新築分譲主

朝日住建


施工会社

鉄建建設


専有面積

48.75m2 〜 78.65m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


コストカット感なき柔和な雰囲気の朝日プラザ上北沢

 朝日プラザ上北沢は1982年に朝日住建によって分譲された、4階建のマンションです。
 同社は1980年代から90年代にかけて首都圏全域で朝日プラザの名を冠したマンションを多数販売したのち、平成バブル崩壊に端を発し経営が悪化、破産宣告に至った模様です。
 ちなみに朝日と聞くと朝日パリオや朝日エンブレムでお馴染みの朝日建物を思い浮かべますが(思い浮かべないか)、同じ朝日でも両社はまったく別会社のようですね。

 そんな朝日プラザ上北沢の外壁はベージュタイルと吹付塗装がバランスよく組み合わされ、あまりコストカット感を抱かない柔和な雰囲気が特徴的です。
 マンション館銘板はまるで外国のお墓のようなデザインであり、あまりお目にかからない珍しいタイプですよ。

環八沿いだが騒音は抑えめな印象

 朝日プラザ上北沢は最寄駅の八幡山から徒歩6分ほどの距離にある、環八通り沿いのロケーションとなっています。
 ただし、マンション付近はちょうど環八通りと甲州街道の交差点に近いこともあってか、環八側は高架になっているため、思ったよりクルマの騒音は抑えられている感じですね。

 食料品の買い物は八幡山駅周辺の複数のスーパーが利用できるほか、環八通りや甲州街道沿いに飲食店や家電量販店が揃っていて、利便性は高めです。
 また、マンションから徒歩6分ほどのところに八幡山はらっぱ広場があるので、とりわけ球技が好きなお子さんには楽しめる環境ですよ。

住戸はすべて南向きで管理組合の会計も良好そう

 朝日プラザ上北沢の住戸は専有面積が68㎡タイプを中心とする、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 新築当初の間取りを見てみると、真ん中にLDKを配してバルコニー側にふたつの居室と共用廊下側に一室がある3LDKタイプが多く、現代なら2LDKとして使うのにピッタリなサイズ感ですかね。

 住戸はすべて南向きでありバルコニーの先は道路に面しているため、どの住戸も陽当りや眺望に恵まれていることでしょう。
 また、マンションは東西に長い形状をしているので、環八通りに近い西側住戸とその逆の東側住戸とで、騒音の感じ方は随分異なると思われます。

 そして朝日プラザ上北沢にはエレベーターが付いていない(通称:エレなし)ため、特に4階住戸は毎日の階段の上り下りは大変なうえ、将来売るにも貸すにも苦戦必至となるのは間違いありません。
 実際に4階住戸は買い手が付きづらいからか、マンション買取り業者に買い取られた後に、リノベ物件として販売されるケースが散見されます。

 総じて朝日プラザ上北沢は環八通り沿いであるものの駅にはそれなり近いうえ、外壁など共用部分はきれいに保守されている印象が強い物件です。
 これはマンションが全47戸とそれなりの規模であることに加え、機械式駐車場やエレベーターの設置がないゆえに維持改修コストがかからないなど、コスパが良いことが背景にあるんでしょうね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。