




Overview
マンション概要
マンション名
千歳台ヒミコハビタット
交通
小田急線「千歳船橋」駅 徒歩21分
所在地
世田谷区千歳台4-12-10
建築年月
1983年 6月
構造
鉄筋コンクリート造3階建
総戸数
12戸
新築分譲主
日榮開発
施工会社
多田建設
専有面積
51.58m2 〜 65.07m2
価格相場
★☆☆☆☆
売り出しレア度
★★★★☆
卑弥呼の隠れ家、千歳台ヒミコハビタット
千歳台ヒミコハビタットは1983年に日榮開発によって分譲された、3階建のマンションです。
同社はヒミコマンションをはじめヒミコセラン、ヒミコハビタットの3ブランドを展開し、ヒミコとは魏志倭人伝に伝わる邪馬台国の卑弥呼の名を拝借しているのでしょう(そう理解するほかない)。
ちなみにハビタットは”Habitat(生息地)”を意味し、ヒミコハビタットを直訳すると「卑弥呼の住処」となり、何だかちょっと怖いですよね。
そんな千歳台ヒミコハビタットの外壁はベージュタイルが全面(ヒミコシリーズで全面は珍しい)に貼られ、住宅街にナチュラルに溶け込んでいます。
そしてヒミコマンション、ヒミコセランよりもマンション館銘板は洗練されたデザインを採用しており、日榮開発の本気度が窺えますね。


駅からは遠いが暮らしやすさは上々
千歳台ヒミコハビタットは最寄駅から果てしなく遠い、徒歩だと20分を超える、まさに人里離れたロケーションです。
そのぶんマンション周辺は穏やかな住宅街が広がり、目の前の道路はクルマが通ることも少ないため、静かで落ち着いた暮らしが期待できそう。
食料品の買い物はサミットストア千歳台店が徒歩6分ほどで利用できるほか、徒歩7分圏内にユニクロ世田谷千歳台店やドラッグストアなどがあってかなりの充実ぶりです。
また、マンションから徒歩2分圏内には廻沢公園に希望丘中公園、さらに希望丘記念公園まで揃っていて、近隣の公園の豊富さは世田谷でも指折りですよ。
住空間としては良質だが自主管理ゆえの不安も
千歳台ヒミコハビタットの住戸は専有面積が50㎡台から60㎡台までの、ファミリー向けの間取りで構成されています。
新築当初の間取りを見てみると、やはり駅からの遠さを意識してか3DKタイプが多いものの、専有面積的にサイズが足りなくてかなり窮屈そうに感じますね。
マンションは2ヵ所の階段で出入りし、それぞれ踊り場の左右に住戸が振り分けられている配置となっているため、すべての住戸が両面採光で明るく風通しも良さげな印象です。
さらに全12戸のうち6戸は三方角住戸で、住まいの空間としてはこの上ない良質な条件が整っているといって過言ではないでしょう。
そして千歳台ヒミコハビタット最大の懸念は、新築当初から共用部分を自主管理で運営してきたところでしょうか。
一般に自主管理は属人性が強いうえ、修繕計画や積立金の改定プランなどが不十分であるマンションが多いといわれます。
とは言え、これといった共用設備も少ない千歳台ヒミコハビタットはローコスト運営が可能ですし、大規模修繕工事さえ乗り切ればなんとかなる気がしないではありませんが。
最後に、千歳台ヒミコハビタットは壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。
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