




Overview
マンション概要
マンション名
砧デュープレックス
交通
小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩20分
所在地
世田谷区砧1-6-15
建築年月
2001年 2月
構造
鉄筋コンクリート造5階建
総戸数
26戸
新築分譲主
リテック・コンサルタンツ
施工会社
古久根建設
専有面積
57.06m2 〜 81.90m2
価格相場
★★★☆☆
売り出しレア度
★★★☆☆
ワインレッド調タイルが艶やかな砧デュープレックス
砧デュープレックスは2001年にリテック・コンサルタンツによって分譲された、5階建のマンションです。
1980年設立の同社は1990年代から2000年代にかけて、首都圏でデュープレックスの名を冠したマンションを販売していました。
2010年代に入るとリテック・コンサルタンツは不動産流動化事業やシニアビジネスへと舵を切り、分譲マンション事業からは撤退したようですね。
そんな砧デュープレックスの外壁はワインレッド調のタイルが貼られ、先進的で艶のあるフォルムに仕上がっています。
バルコニー部分は上下がコンクリート打ちっぱなしであしらわれ、凹凸が実に迫力のある良きデザインですよね。


買い物に便利な三本杉陸橋エリアに立地
砧デュープレックスは駅からの距離は果てしなく遠いものの、世田谷通りと環八通りが交わる賑やかな「三本杉陸橋」エリアに立地しています。
周辺はマンションや戸建の建ち並ぶ住宅街ですが、水路や暗渠になっている箇所があって土地が低めなのか、浸水リスクには注意が必要そうですね。
食料品の買い物はサミットストア砧店が徒歩3分ほどと至近にあるうえ、世田谷通り沿いには多くの飲食店をはじめとする多彩な店舗が軒を連ねています。
そして何より都立砧公園までは徒歩8分ほどの立地ですので、子育て世帯からお年寄りまで思い思いに楽しめることでしょう。
規模がやや小ぶりゆえ管理修繕のコスパは悪そう
砧デュープレックスの住戸は専有面積が60㎡台と70㎡台を中心とする、ファミリー向けの間取りで構成されています。
新築当初の間取りは凹凸をうまく活かした角住戸や複数バルコニーを配置したものが散見され、オリジナリティがあって個性的な印象です。
住戸は南向きと東向きとにわかれていますが、周辺の状況をみる限りはいずれの向きにあっても一定の陽当りは確保されていることでしょう。
ただ、マンションの南側隣接地には3階建の賃貸マンション「ホワイト88」が建っているため、南向きの低層階住戸に限っては圧迫感が多少ありそうです。
砧デュープレックスで私が少し気になるのは、全26戸とやや小ぶりな規模ゆえの管理修繕コスパの悪さでしょうか。
それは現行の管理費・修繕積立金の平米単価が632円(2020年7月現在)と、築年数の割に高水準であることからも窺えます。
さらに中古マンション界隈でカネ喰い虫ツートップと称される機械式駐車場とエレベーターがともに備わっていますので、高コスト体質が続くことは間違いありません。
最後に、砧デュープレックスは壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。
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