成城北フラッツ

Overview

マンション概要

マンション名

成城北フラッツ


交通

小田急線「成城学園前」駅 徒歩14分


所在地

世田谷区成城8-30-5


建築年月

1977年 6月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

27戸


新築分譲主

ストックプランニング


施工会社

大長崎建設


専有面積

34.76m2 〜 66.55m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


一面のホワイトが爽やかな成城北フラッツ

 成城北フラッツは1977年にストックプランニングによって分譲された、4階建の低層マンションです。
 同社は1970年代から80年代にかけてフラッツの名を冠したマンションを販売していましたが、棟数はそれほど多く見られないため、実態はいまいちよくわかりません。
 また、「成城北」というだけあって「成城南フラッツ」もあり、成城南は鹿島建設が施工したこともあって同シリーズの割に随分グレードに差がありますね。

 そんな成城北フラッツの外壁はホワイトのタイルと吹付塗装が組み合わされ、シンプルで爽やかなフォルムに仕上がっています。
 タイルを全面に貼らなかったのを、コストカットと表現するのは拙速すぎるほどにバランスのとれたデザインに映りますが、真相は果たして。

スーパーや飲食店、郵便局が集う立地

 成城北フラッツは駅からの距離は結構遠いものの、周辺は戸建がメインに建ち並ぶ穏やかな住宅街が広がっています。
 しかも駅からはずっと成城六間通りを通るため、成城の豪邸を眺めながらの通勤通学もちょっと楽しそうですね(私だけか)。

 食料品の買い物はSEIYU調布入間町店が徒歩8分ほどで利用できるほか、100円ショップや飲食店が点在していてそれなりに利便性は高そうです。
 また、マンションの裏には成城郵便局が隣接するため、不在時の荷物を引き取るのにこれ以上ない便利なロケーションですよ。

築年的に旧耐震だが診断により新耐震基準に認定

 成城北フラッツの住戸は専有面積60㎡台を中心とする、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 3LDK主体の間取りはいわゆる”田”の字、若しくはタテ三列に居室を並べた割とオーソドックスなタイプで、使い勝手はまずまずといった感じでしょうか。
 住戸はすべて南向きでバルコニーの先は道路のため陽当りに優れるいっぽう、道路向かいの建物もそれなりに背が高く、低層階住戸は結構圧迫感がありそうです。

 成城北フラッツは4階建と聞くと一瞬不安になりますが、安心してください。エレベーターは付いています。
 そのため足腰が弱ったとしても永住には適う反面、エントランスの結構急な階段があってスロープの設置がないのはタマに瑕と言えるのかもしれません。

 また成城北フラッツは1977年築のため、いわゆる旧耐震基準(※1981年5月31日以前の建築確認)ではあるものの、耐震診断によって新耐震基準を満たしていることが証明されています。
 これは来る大地震に対する一定の安心感も得られますし、金融機関の住宅ローン審査にマイナスの影響を及ぼすおそれが低いことから、資産価値の維持に寄与するプロフィットがありますね。

 最後に、成城北フラッツは壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
 そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。

Map

周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。