サンコート千歳台

Overview

マンション概要

マンション名

サンコート千歳台


交通

京王線「千歳烏山」駅 徒歩17分


所在地

世田谷区千歳台6-14-2


建築年月

1982年 4月


構造

鉄筋コンクリート造3階建


総戸数

17戸


新築分譲主

江並ハウジング


施工会社

東洋建設


専有面積

48.99m2 〜 83.13m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


ホワイトタイルが爽やかなサンコート千歳台

 サンコート千歳台は1982年に江並ハウジングによって分譲された、3階建の低層マンションです。
 調べたところ、サンコートと名の付くマンションは1980年代に長谷工コーポレーション(当時、長谷川工務店)ほか数社が販売した履歴がありましたが、江並ハウジングはこの千歳台だけでした。
 時代的に江並ハウジングは平成バブル崩壊の荒波に飲み込まれしまったのかもしれませんね。

 そんなサンコート千歳台の外壁はホワイトのスクエア型タイルが貼られ、住宅街のなかスッキリ爽やかなフォルムに仕上がっています。
 ちなみにエントランス外壁に描かれた「サンコート千歳台」の文字が個性的で、実にかわいらしいですよね。

駅やスーパーに遠い住宅街に立地

 サンコート千歳台は駅からは果てしなく遠い距離にありますが、そのぶん周辺は戸建やマンションが建ち並ぶ穏やかな住宅街に立地しています。
 ただ、マンションの目の前は「榎」の交差点から環八通り方面へ抜けるクルマが頻繁に通る歩車分離がない一方通行道路のため、特に子どもやお年寄りが注意して歩く必要がありそうですね。

 食料品の買い物は最寄りのサミットストア千歳台店まで徒歩10分ほどと微妙な距離感であり、少々不便さを感じるかもしれません。
 またマンション北側には廻沢西公園が隣接しており、サンコート千歳台の自転車置場入口から20秒ほどでアクセスできますよ。

エレなしだが3階建でメリットのほうが大きい

 サンコート千歳台の住戸は専有面積が40㎡台から80㎡台までの、バラエティに富んだ間取りで構成されています。
 間取りを見てみると、真ん中のリビングを取り囲むように各居室を配置しており、あまり見かけないながらも使い勝手は悪くなさそうな印象ですね。
 またマンションは南北に長い形状をしていて住戸はすべて西向きであり、陽当りはそれなりといったところでしょうか。

 サンコート千歳台にエレベーターは付いていません(通称:エレなし)が、まぁ言うても3階建なのでエレなしが大きくマイナスに評価されることはなさそうです。
 むしろ、サンコート千歳台は全17戸と小ぶりな規模ゆえに管理修繕コスパが悪いことを考えると、維持改修コストがかからないぶん、エレなしはメリットと言って差し支えありません。

 パッと見は旧耐震基準(※1981年5月31日以前の建築確認)っぽいサンコート千歳台ですが(失礼)、しっかり新耐震基準で建築されているので、来る大地震に対して一定の安心感はありそうです。
 これは地震対策のみならず、買主が購入する際の金融機関の住宅ローン審査にマイナスの影響を及ぼすおそれが低いことから、資産価値の維持に寄与するプロフィットがありますね。

 最後に、サンコート千歳台は壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
 そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。