キャッスルマンション成城学園

Overview

マンション概要

マンション名

キャッスルマンション成城学園


交通

小田急線「成城学園前」駅 徒歩14分


所在地

世田谷区成城1-7-15


建築年月

1986年 10月


構造

鉄筋コンクリート造4階建


総戸数

20戸


新築分譲主

田園都市計画


施工会社

小川建設


専有面積

44.17m2 〜 49.30m2


価格相場

★★★☆☆


売り出しレア度

★☆☆☆☆


ホワイトタイルが爽やかなキャッスルマンション成城学園

 キャッスルマンション成城学園は1986年に田園都市計画(現、田園都市)によって分譲された、4階建のマンションです。
 同社は1970年代から2000年頃まで1都3県を中心に、数多のキャッスルマンションシリーズを販売していました。
 現在の田園都市では従来の不動産・建設事業はもとより海外投資事業や霊園開発事業など、さらに手広い領域の事業展開をしているようですね。

 そんなキャッスルマンション成城学園の外壁はホワイトタイルが貼られ、住宅街のなか颯爽と佇むフォルムに仕上がっています。
 ただ、マンション館銘板の劣化が進行していて文字が剥がれ落ちちゃってるところがあるので、早々に補修したほうがよさそうですよ(余計なお世話か)。

自転車が並ぶ様子はあまり感心しない

 キャッスルマンション成城学園は駅からの距離が少々遠いものの、周辺は集合住宅や戸建が建ち並ぶ穏やかな住宅街に立地しています。
 マンションの自転車置場がないせいか、北側道路前に自転車が並んでいるサマはあまり見栄えが良くはないですね。

 食料品の買い物は徒歩5分圏内にサミットストア成城店とオーケー成城店があるため、選択肢に困ることは少なさそうです。
 また、ここが東京とは思えないほど緑に囲まれた成城三丁目緑地まで徒歩7分ほどですので、日課の散歩などにちょうど良い距離感ですよ。

陽当りに恵まれたコンパクトサイズの住戸で構成される

 キャッスルマンション成城学園の住戸は専有面積が44㎡と49㎡の、ふたつの間取りタイプで構成されています。
 新築時2LDKだった間取りは現代のライフスタイルにあわせて1LDKに改修している住戸が多く、少人数の世帯にとってはとても使いやすそうです。
 そして住戸はすべて南向きであり、バルコニーの先は道路に面しているうえ土地が南方に向かって下がる地形のため、陽当りに優れていることでしょう。

 キャッスルマンション成城学園の特徴としてはエントランス階が2階のため、本来フラットに移動できるはずの1階住戸が階段などを使ってわざわざ下りなければならないところが地味にストレスに感じそうです。
 しかし前述したように1階住戸であってもその地形のおかげで、一般のマンションと比べると陽当りや眺望に恵まれていることから、そのあたりはプラマイゼロかもしれません。

 そしてキャッスルマンション成城学園は全20戸とやや小ぶりな規模ゆえに、管理修繕コスパの悪さが気になりますよね。
 ただ実際にはエレベーター以外に維持費がかかりそうな共用設備は見当たりませんし、現行の管理費・修繕積立金の平米単価は554円(2024年3月現在)と、その規模を加味すれば納得感のある水準と言えるのではないでしょうか。

 最後に、キャッスルマンション成城学園は壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
 そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。

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周辺地図

この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。