成城エコーハイツ

Overview

マンション概要

マンション名

成城エコーハイツ


交通

小田急線「成城学園前」駅 徒歩2分


所在地

世田谷区成城2-36-8


建築年月

1973年 2月


構造

鉄骨鉄筋コンクリート造10階建


総戸数

70戸


新築分譲主

蛇の目不動産


施工会社

長谷川工務店


専有面積

26.00m2 〜 89.88m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★☆☆☆


リニューアルして洗練さが増した成城エコーハイツ

 成城エコーハイツは1973年に蛇の目不動産によって分譲された、10階建の高層マンションです。
 同社は1970年代から80年代にかけて、東京・神奈川にてエコーハイツの名を冠したマンションを数棟販売しました。
 ちなみにエコーハイツを直訳すると”echo heights(こだまが高い?)”であり、10階建の高さを売りにしたネーミングがいかにも昭和チックですよね。

 そんな成城エコーハイツの外壁はアイボリーがかった吹付塗装がなされ、屋根のブルーがかわいらしいアクセントとなっています。
 大規模修繕工事によって低層階の外壁は石貼り風のパネルにリニューアルされており、洗練度がグッと増しましたね。

駅徒歩2分にして比較的閑静な住環境

 成城エコーハイツは最寄駅の成城学園前から歩いてわずか2分ほどの、電車アクセス性が非常に高い立地となっています。
 駅前なので多少人通りはあるものの、成城ならではというべきか喧噪さはそれほどないため、駅チカでありながら住環境に恵まれる稀有な物件と言えそうですね。

 食料品の買い物は成城学園前駅周辺に複数のスーパーが揃っているため、選択肢に困ることはなさそうです。
 また、マンションから東方にに2分も歩くと仙川が流れているので春の季節は花見が楽しめ、趣味の散歩にもちょうど良いですよ。

南向き住戸の東側ポジションほど条件に恵まれている

 成城エコーハイツの住戸は専有面積が20㎡台から80㎡台まで幅広いものの、主流は比較的コンパクトなサイズの間取りで構成されています。
 間取りはDINKsから3人家族くらいまでをターゲットに、オーソドックスで使いやすそうなものがラインナップされている印象ですね。

 住戸は南向きと北向きとにわかれているため陽当りの良さは異なるでしょうが、北向きは単身者サイズの住戸ばかりですので、それほどマイナス評価にはならなさそうです。
 むしろ、将来マンションの南側隣接地の時間貸駐車場に何かが建った場合、成城エコーハイツの西側のポジションの住戸ほど眺望が塞がれるリスクのほうが気になるかもしれません。

 そして成城エコーハイツは1973年に建築された、いわゆる旧耐震基準(※1981年5月31日以前の建築確認)であることも頭に入れておきたいところです。
 これは来る首都直下地震に対して不安が残るうえ、金融機関によっては住宅ローン審査にマイナス評価となり得ますので、マンションの資産価値維持の観点でも懸念材料と言えそう。

 最後に、築年数はかなり経過しているものの駅徒歩2分のアドバンテージが大きい成城エコーハイツは、リノベーション業者にとって手を出しやすいからか、売り物件の多くはリノベ済みであることが多いです。
 これは一般個人の買主よりもリノベ業者のほうが資金力が豊富なうえ決断も早く、さらに同業他社との競合の末に一般個人の買主よりも買取価格が高くなる傾向にあるからなんですね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。