祖師ヶ谷大蔵シティハウス

Overview

マンション概要

マンション名

祖師ヶ谷大蔵シティハウス


交通

小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅 徒歩10分


所在地

世田谷区祖師谷4-25-3


建築年月

1988年 11月


構造

鉄筋コンクリート造3階建


総戸数

11戸


新築分譲主

住友不動産


施工会社

鴻池組


専有面積

55.23m2 〜 116.04m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★★☆


シンプルモダンで洗練された感のある祖師ヶ谷大蔵シティハウス

 祖師ヶ谷大蔵シティハウスは1988年に住友不動産によって分譲された、3階建の低層マンションです。
 住友のマンションといえばシティハウス<ガーデンハウス<グランドヒルズの序列で知られますが、まだこの頃の住友はほぼシティハウス1本でマンションを分譲していました。
 ちょうどこの後くらいから複数のグレード展開をしただけあって、祖師ヶ谷大蔵シティハウスには上級グレードっぽい洗練さもありますね。

 そんな祖師ヶ谷大蔵シティハウスの外壁はライトグレーのタイルが貼られ、主張しすぎないシンプルモダンな雰囲気を纏ったフォルムに仕上がっています。
 ただ、最上階住戸のバルコニー部分に屋根がないのは、どこか安っぽくて個人的に好きじゃないんですよね。

商店街が至近ながら穏やかな住環境

 祖師ヶ谷大蔵シティハウスは最寄駅の祖師ヶ谷大蔵から徒歩10分ほどの距離の、マンションやアパートなどが建ち並ぶ住宅街に立地しています。
 マンションの接する道路は人通りがそれなりにあるもののクルマはそれほど通ることはなく、静かで穏やかな暮らしが期待できるでしょう。

 食料品の買い物は多くの店舗が軒を連ねる「祖師谷通り(ウルトラマン商店街)」まで歩いて1分かからないため、利便性はかなり高めです。
 また、現在建替え計画が進行する祖師谷住宅内の公園や広場などが整備されると、子育て世帯にとってますます暮らしやすくなりそうですね。

全11戸と戸数が少ないゆえに管理修繕コスパは良くない

 祖師ヶ谷大蔵シティハウスの住戸は専有面積が50㎡台から110㎡台までの、さまざまな世帯に対応する間取りで構成されています。
 と言ってもマンションは全11戸と戸数がかなり小ぶりのため、自身のライフスタイルに合った住戸が売りに出るタイミングは限定的で、気長に待つ必要がありますね。
 そして住戸はすべて南向きと思われ、バルコニーの先は道路に面していることから陽当りにまったく問題はなさそう。

 祖師ヶ谷大蔵シティハウスで最も気になるのは、やはり全11戸の小ぶりさゆえに管理修繕コスパが悪くなりがちなところでしょうか。
 ちなみに現行の管理費・修繕積立金の平米単価は695円(2025年7月現在)となっており、それなりの水準であることも納得せざるを得ませんね。

 3階建の祖師ヶ谷大蔵シティハウスにエレベーターは付いていません(通称:エレなし)が、まぁ言うても3階建なのでエレなしが大きなデメリットとはなり得ないでしょう。
 むしろエレベーターの維持改修コストを負担せずに済む点は、小ぶりな祖師ヶ谷大蔵シティハウスにとってメリットのほうが大きいと言えそうです。

 最後に、祖師ヶ谷大蔵シティハウスは壁式工法で建てられているため、躯体となる住戸内の一部の壁を撤去することができません。
 そのためリノベーション工事による間取り変更を前提として購入する場合、希望通りに変更できない可能性がありますので、事前にしっかり調査しましょう。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。