成城泉マンション

Overview

マンション概要

マンション名

成城泉マンション


交通

小田急線「成城学園前」駅 徒歩2分


所在地

世田谷区成城2-32-20


建築年月

1972年 12月


構造

鉄筋コンクリート造6階建


総戸数

33戸


新築分譲主

大手町建物


施工会社

長谷川工務店


専有面積

35.49m2 〜 66.05m2


価格相場

★★☆☆☆


売り出しレア度

★★★☆☆


住友ルーツと思しき成城泉マンション

 成城泉マンションは1972年に大手町建物によって分譲された、6階建のマンションです。
 不確かな情報ながら、同社はもともと旧住友銀行の店舗ビルの開発・管理のために作られた会社であり、2015年に銀泉に吸収合併されて消滅しているようです。
 調べたところ、”泉”の名を冠したマンションは他に見当たらず(大泉や神泉などは除く)、単発に終わった感もありますね。

 そんな成城泉マンションの外壁はライトピンク系の吹付塗装がなされ、開放的な雰囲気のなかしっかりとした存在感のあるフォルムに仕上がっています。
 バルコニー部分の外壁にはトランプのダイヤのような形が模られ、ここからも長谷工らしさがじゅうぶん感じ取れますよね。

駅チカながら閑静な住宅街に立地

 成城泉マンションは最寄駅の成城学園前から徒歩2分と至近の距離にありながら、周辺は主に戸建が建ち並ぶ閑静な住宅街に立地しています。
 成城学園前駅西口はバスターミナルに整備されましたので、電車だけでなくバス利用で各方面にアクセスできるのもメリットですよね。

 食料品の買い物は成城学園前駅周辺の複数のスーパーが利用できますし、その他庶民的な店舗が増えましたのでずいぶん利便性が向上しました。
 また、マンションから西方約500mの距離に野川が流れていて、散歩やジョギングにはちょうど良い距離感と言えそうです。

自主管理ながら耐震改修工事を実施して安心感あり

 成城泉マンションの住戸は専有面積が50㎡台と60㎡台を中心とする、ファミリー向けの間取りで構成されています。
 駅チカの立地なだけにおひとりさまから3人家族くらいまでをターゲットにした、コンパクトながら実用性の高い間取りが多くラインナップされていますね。

 決してマンションの南側隣接地に大きな建物があるわけではありませんが、住戸は北向きと東向きとにわかれている模様です。
 ただ、いずれの向きにあってもバルコニーの先は道路に面しているため、眺望等にはまったく問題ないことでしょう。

 そして成城泉マンションで最も懸念すべきところは、新築当初から共用部分を自主管理で運営してきたところでしょうか。
 一般に自主管理は属人性が強いと言われ、これはつまり組合運営に対して知識や経験、行動力を併せ持った透明性の高い理事長がいれば心強い反面、そういう人が抜けたり、あるいは頼りきるのも考えものです。
 成城泉マンションの話ではないですが、とある自主管理マンションでは不透明な資金流出があったり、長年理事長を務めていた人が工事業者からキックバックを受領していたような話は散々聞きましたし、最低限の監視の目は必要ですよ。

 最後に、成城泉マンションはいわゆる旧耐震基準(※1981年5月31日以前の建築確認)で建築されましたが、東日本大震災後の2014年には耐震改修工事を実施して、現在は新耐震基準を満たしているようです。
 自主管理ながら耐震改修を行った事実(≒管理会社からの提案がないなかで実施)をもってしても、管理組合の意識の高さを窺わせますね。

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この記事を書いている人

 仕事では20年以上世田谷のマンションの売買仲介とリノベーション再販を行い、プライベートでも世田谷のマンションに20年以上居住。

 個人では過去に世田谷のマンション購入9回、売却5回、理事3回を経験するなど、ふと気づいたら生粋の世田谷マンションマニアと化していました。

 そんな私の経験が「マンション購入を検討しているけれど悩んでいる…」という方の参考になれば、とページを作成しています。もっと詳しく知りたい方や、マンション購入のサポートを希望される方は、お気軽にお問い合わせください。